ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2000年11月30日木曜日

本日の収穫:George London - A Celebration -

本日の収穫:観物

  1. "George London - A Celebration -" Gedda, Popp, Troyanos, Gruberova, Malfitano, Estes, Araiza, Ghazarian, Moser, Rysanek, King, Video Artists International, 69224, 1984, 1999

 で,問題はコレである. Amazon とかで検索掛けると出てくるので,存在は知っておった.しかし, VHS video っつーのが,今一踏みきれずに発注してなかったのであった.おまけに,何を勘違いしてたのか, PAL だと思い込んでいたので買っても観ることはできないとか考えていたのだった.で,店員のお兄ちゃんに聞いてみると,「問題ないですよ」とのこと. CD ("George London und seine Freunde") の方も持ってるけど,そんならまぁエエかということで購入.安価かったし.

 1984 年 6 月 21 日のジョージ・ロンドン・ベネフィット・ガラのライヴ映像で,御大も,ドン・ジョヴァンニとボリス・ゴドゥノフで朗々たるバリトンを響かせているテレビからの映像を 2 曲収録している.御大は,この翌年亡くなっている.ポップさんの曲に関しては,スザンナとアラベラで CD と同じ. VHS の方はトータル 127 min で,曲はいくつかカットされている.キャプションはドイツ語.オケのみの「ドン・ジョヴァンニ」序曲で始まって,トップバッターはゲッダ.さすがに年取ったが,声は若々しい.二番手がポップさんでスザンナのアリアを.次がトロヤノスで『ティト』から.うーん,老けたなぁ…… グルベローヴァはオリンピアのアリアで快調なところを魅せるが,これは曲が詰まんねぇ.だけど歌唱はさすがで拍手が鳴り止まず, 3 回舞台に呼び出される.エステス,マルフィターノ,ヒンターマイヤーの三重唱で盛り上がる.アライザが抒情たっぷりのレンスキーのアリアを歌ったあと,ガザリアンとのデュエットでポップさんが再び登場.見事な歌唱で,これまた 3 回舞台に登場.再度ゲッダが登場してカヴァラドッシのアリアを熱唱.まだまだイケまっせ.モーザーのオランダ人の舵手の歌のあとは,このライヴの仕掛け人リザネクがキングとつるんでヴァルキューレの第一幕のフィナーレを.観客大熱狂.最後にメンバーがみな出てきた中をロンドン夫人が登場してきて,観客から花束を受け取る.エエ光景やなぁ.

 この頃のポップさんは,まだ叔母さん眼鏡を掛けてない (笑).舞台姿も 『ルチア・ポップの想い出』 の 4 年ほど前なので,青木さんは必見である (笑).

2000年11月29日水曜日

尼僧ヨアンナの中古 LD 発見

 今思い出したが,ポーランドの作家 (名前ド忘れ) 原作の『尼僧ヨアンナ』の中古 LD を見つけたのだが,これ,買ったもんだろうか……?

2000年11月26日日曜日

●シアター松田:アイアン・ジャイアントとか

 100 インチ・インスペクタを背景に記念撮影など,おバカに走りつつも,『アイアン・ジャイアント』,『ウテナ』第二話などを観る.『アイアン・ジャイアント』はアメリカ産で,およそ 30 年前のテッド・ヒューズの脚本をアニメ化したとか.単純明快で判りやすいのは佳いが,判りやす過ぎ.この設定では,舞台は「ミオ」みたいに抽象化せんとやれんぞ.小学生向けとは (危なくて) 言えん.大人向けじゃの.

 Hi-Vi の 2000 年 10 月号を観て仰天.なんと,カーディフ撮影のディーリアス名曲集が DVD で出てる! どひゃ〜〜〜〜.これは絶対 DVD では出やせんと思っておったが,やりおるの〜,東芝 EMI,ふほほほほ.これはご祝儀代わりに買わねばなるまい (LD 持ってるけど).

 セッティングを済ませて,まずは RCC 放映分の『夏の歌』を掛ける.泣く. 97 年末の Ponta Box with 美奈子御大のちょいライヴのエアチェック・テープを掛ける.泣く.んで,最後は LD プレイヤーとの接続チェックだが, S 端子に繋いだ画像が出ない.このデッキの S 入力は S1 対応だが,そのせいか? 佳く判らんので RCA で繋いで事なきを得る.〆は Godley & Creme の "History Mix includes Cry" である.泣く.

You don't know how to ease my pain, you don't know, You don't know how to ease my pain, Don't you hear any voices crying, That's the sound of our love dieing. Here comes the rain.

2000年11月25日土曜日

本日の収穫:ニュールンベルクのマイスタージンガー

本日の収穫:観物

  1. Wagner "Der Meistersinger von Nürnberg" Weikl, Schenk, Jerusalem, Haeggander, Clark, Schiml, Prey, Stein, PH, PHLP-9012/4, 1990, 1995

 『マイスタージンガー』は 1984 年のバイロイトのライヴ.ウォルフガング・ヴァーグナーのプロダクションのプレミエは,これの 3 年前. NHK FM で流れたのでエアチェックして聴いておった.マーク・エルダーが振った年の放送である.これと主要なメンバーはほとんど変更なし.指揮はシュタインでこれまた文句なし.観始めてから気付いたが, 3 枚組でトータル 4 時間半という長丁場.おお,こんなに長かったんか.ヴァイクルは,さすがに声が佳いな.イェルザレムのヴァルターも若々しくて佳い.ちょっと頼りなさ気なところなど,ええ感じである.エヴァのヘガンダーさんだが,ルックスは可愛くて佳いのだが,声量がないのと声の輪郭がぼやけてるのがちょっとな〜.んで,ベックメッサー役のプライだが,さすがに上手いな〜.ベックメッサーは仇役でこてんぱんにやられてしまうんだけど,この演出では,ヴァルターが優勝を決めたあとのザックスの説教で,その最後でベックメッサーとザックスが握手するシーンがあって,ちゃんと和解したことが判るようになっている.うんうん.全音階の洪水は非常に心地佳い.エンディングでは,やっぱ感動してしまうのであった.

 初めて聴いたときは,ヴァルターの歌よりもベックメッサーの方が数段佳いように聴こえたのだが,今聴くとヴァルターの方もなかなか佳いではないか.ちょっとプッチーニ掛かってるけど.

 しかし,ザックスの最後の説教は,やっぱ取りようによってはアーリア第一主義に利用されかねないかも.歌合戦の勝者がポーグナーの娘エヴァを獲得できるっちゅーのもフェミニストに取ってはとんでもない話かも知れぬ.

 さて,ここで質問.第三幕の歌合戦でベックメッサーとヴァルター各々が歌う歌だが,ストーリーからすると,これはどちらもザックスのメモを下書きにしている.それにも関わらず,ベックメッサーの歌があんなにシュールになっちまったのはなぜか?

2000年11月24日金曜日

LD 三昧

 24 日は爆睡.起き出したあとは, Police, Talking Heads, 吉田美奈子,プロジェクト A 子, Bananarama (Venus 他), Siouxsie and the Banshees の LD を続けざまに観る.沼澤時代の美奈子さんのライヴは,中西康晴のピアノが強力で,これはこれで佳かったなぁ〜.んで,やっぱ B 面だね.このワザは唯一無比である.

2000年11月18日土曜日

LD 三昧

 その後は押井守作品を 3 本 (『Beautiful Dreamer』『紅い眼鏡』『ケルベロス』),ついでにテリー・ギリアム『ブラジル』をぶっ続けで観て,へとへとになる.

2000年11月12日日曜日

お休み中の収穫:ソフト・セル, モーツァルトのアリア集

お休み中の収穫:観物

  1. Soft Cell "Non-stop Exotic Video Show", ポニー, G78M0022, 1982
  2. "Mozart's Greatest Operas", 日本クラウン, DMLB-5001, 1991

 Soft Cell は,デイヴ・ボールが作るへなちょこ (誉め言葉) な音群の上をマーク・アーモンドの殺人ヴォーカルが飛び回るというスタイルは相変わらずで,その上に映像はグロテスクでキッチュ.いやぁ,ビザールでござ〜るというわけで,これは掘り出し物.

 モーツァルトの方はいわゆる 5 大オペラのアリア集.われらがポップさんも例のショルティが振った『フィガロ』の 1980 年パリ・オペラ座公演から 1 曲. 5 大オペラっつっても,収録されたソースは『フィガロ』が 1976 年のコミッシェオーパーと 1980 年パリ・オペラ座,『魔笛』が 1976 年のライプツィヒ市立歌劇場の公演,『コジ』が 1983 年のドレスデンのシュターツオーパーの公演 (指揮はハンス・フォンク),『後宮』が 1976 年のドレスデンのシュターツオーパーの公演 (指揮はブロムシュテット),『ドン・ジョヴァンニ』が 1977 年の DEFA 制作の映画版 (指揮はスウィトナー)と 1968 年の旧東ドイツ制作の映画版 (指揮はマズア) と,ごたまぜ状態.音質はおしなべて佳くない.

2000年11月3日金曜日

The Whole Story 持ってない

 他にも Soft Cell の LD などを買ったが,これは既存の LD と一緒に発送したので,今日はまだ手元にない.んで,肝心要の Kate Bush "The Whole Story", は持っていなかったことが判明.くくくく.