ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2004年1月31日土曜日

光と水のダフネ,Gilgamesh,なるたる

 正直どこを取っても完全 B 級の『Daphne in the Brilliant Blue』は,面白いんだか面白くないんだか判定し難いままズルズルと録画を続けているのだが,生ギターをメインにした OP や BGM はかなり新鮮な感じ.というか,こういう空間の多い伴奏音楽は最近では珍しいのじゃないか? 音響と言う点では,パーカッション主体の『Gilgamesh』も絵がヘタレて動かない分,素晴らしい.不安感を煽ると言う点では『なるたる』が相当イッちゃっている.

2004年1月26日月曜日

Peter Gabriel: Secret World Live, Janáček: Příhody lišky Bystroušky

なるたる

 なるたる公式

 1, 2 話.考えてみりゃ,「骸なる星 珠たる子」なんてタイトルなら「まったり」するはずはないわなぁ.これって下手すりゃ死と再生だもんな.それ以前に,音楽ではなく音響が完全に「まったり」予測を裏切ってくれている.

2004年1月22日木曜日

新番組:なるたる

 『なるたる』第 3 話 (1, 2 話は未見).いきなりの電波で,思わず見入ってしまう (笑).好きかどうかはともかく, 面白いやん,これ. 今後は鬱展開になりそう. OP/ED とはまったく雰囲気違う.頭 2 話を録り忘れたのがイタい.脚本は小中千昭.しっかし登場人物を物理的にも精神的にも痛めつけるのが好きやな > 小中千昭.なんか 富沢ひとし の『エイリアン 9』とか『ミルククローゼット』を思い出した.

 え? 「エンソック」は聞き違いで,正しくは「エンソフ」ですか? それって「アイン・ソフ」ですよね?

 01 / 10 の『Mezzo』第 2 話「星の殻」や 01 / 14 の『ガンスリ』第 9 話「彼岸花 Lycoris radiata Herb」で「あれ?」と思い,今回の『なるたる』で「あれ!」と思ったが,能登麻美子の声が個別認識できるようになってるクサい.もうダメポ.

2004年1月20日火曜日

酔拳

 初代 (無印) 版.ジャッキー・チェン若い! アクションも荒っぽいほど豪快で面白い.何も考えなくて佳いので楽ちん.音はヘボいけど.他にも『ポリス・ストーリー』とかやってたけど,ハリウッド系より破天荒で,しかも背景から浮いた感じがしないので,観てて快適.

雲のように風のように

 雲のように風のように:公式

 酒見賢一の『後宮小説』をネタに TV スペシャル番組として制作・放映されたアニメーション作品.主人公銀河が素乾国皇帝双槐樹 (コリューン) の正妃を射止めるが,反乱軍が蜂起,銀河は後宮軍を組織して反乱軍に抵抗.しかし双槐樹は停戦交渉の挙げ句に自害,銀河はたまさかの逢瀬で双槐樹の子を身籠り云々.コンパクトでそこそこ面白いが,キャラクターがジブリ顔 (キャラクターデザインは近藤勝也 (『となりのトトロ』,『魔女の宅急便』など)) なので児童福祉法に違反しているような気がしてならん (笑).

うる星やつら OVA 8 連発

  1. 怒れ!! シャーベット (1988/12/02)
  2. 渚のフィアンセ (1988/12/28)
  3. 電気仕掛けの御庭番 (1989/08/21)
  4. 月に吠える (1989/09/01)
  5. ヤギさんとチーズ (1989/12/21)
  6. ハートをつかめ (1989/12/27)
  7. 乙女ばしかの恐怖 (1991/06/21)
  8. 霊魂とデート (1991/06/21)

 まぁ,どーでもエエようなものだが,キャラクターの描き方の変遷を考える上では参考になるかも.

Rock Legends #0427 四人囃子 vs スモーキーメディスソ

 2002 年の 4 月 27 日,東京厚生年金会館でのライヴ映像.去年も 2 回くらい放映してたけど,録画は今回が初めて.しかし,まぁ,ここでの四人囃子の演奏はひどい.とくに森園勝敏のヴォーカルは最悪だ.ギタリストとしてはともかく.もう歌わんでくれ. PA もめちゃくちゃ.坂下秀実のキーボードなんか,ぜんぜん聴こえんじゃないか.こんなんで金取るのか? 四人囃子もうダメポ.佐藤満ヴァージョンの方がエエんじゃないか? MZA 有明のライヴからすれば.

 それにひきかえ,スモーキーメディスソは快調.やっぱチャーは歌うたいとしては森園とは格が違う.

天罰! Angel Rabbie

天罰! Angel Rabbie : 公式

 わはは,なんだこれは.モモーイが書いた テーマ曲 しか印象に残らん.んでも,「〜です ver〜」と言いつつもリズムがスカっつ〜かレゲェなのはなぜ? あ,『kanon』視聴済みなので,飯塚雅弓の高音にはすでに耐性ができていたのであった (笑).

万有引力『さよならの城』 2002

 元宝塚の久世星佳をフィーチャした寺山芝居というかミュージカルなの? 演出と音楽は J. A. シーザー.あまりおどろおどろしくはない,というか裏宝塚だね,これは.寺山原作なのでもっと暗黒してるんかと思った.開始後 98 分ほどで,『天使創造すなわち光』が 60 sec ほど流れる.劇伴は,もろ『ウテナ』で楽しい.しかし,宝塚ってなんでみな音程下がり気味なの?

カナダ・ナショナル・バレエの火の鳥

 カナダ・ナショナル・バレエ.ライヴ映像ではなくて,映画として作ったみたい.チープな特撮とか (笑).映像付きで観たのは初めてだが.ゲルギエフが振った音楽は粘っこくてなかなかエエかも.

リヒテル 東京ライヴ 1984

  1. ハイドン ソナタ ニ長調 Hob.XIV-24
  2. ドビュッシー 前奏曲集 第 1 巻から
    1. デルフィの舞姫たち
    2. 野を渡る風
    3. 音とかおりは夕暮れの大気に漂う
    4. アナカプリの丘
    5. 雪の上の足跡
    6. 西風の見たもの
    7. とだえたセレナード
    8. 沈める寺
    9. パックの踊り

 1984 年 3 月 27 日,東京・文京区の芭蕉園という小さなホールでのライヴ. Yamaha のグランドを弾いてる.ハイドンのときの指の形が,なんか卵を握っているようで面白い. 20 年近く前の映像なんで,音は貧弱.

The Satan Bug : 悪魔の兵器

 イアン・ステュアート (アリステア・マクリーン) の原作 (平井イサク訳『悪魔の兵器』, ハヤカワ文庫) を 1965年に映画化.監督はジョン・スタージェス.う〜ん,これは際物かなぁ〜.端折り過ぎだし,妙な改悪が目立つし.登場人物で原作と同じなのは,冒頭すぐボツリヌス菌で殺されるバクスター博士だけで,あとはまったく別人.名前も違う.生化学研究所の元警備部長で主人公の探偵役も別名儀なら,犯人役も全然違う名前.もちろん役柄もまったくの別物.国籍も違うじゃんか.ドイツ系に変更したのは何か意図があるのか? まぁ舞台がイギリスからアメリカに移動してるのはしょうがないか.終盤のクライマックスも登場人物は同じだけどパイロットの役回りに不可解な変更があって「なんじゃいな,これは」状態.何を考えてるんだ,原作はもっとスリリングで面白いぞ > 監督.

1 月スタートの新番組

 『なるたる』の地上波は未見だが,ほとんど出揃ったか. 十兵衛ちゃん 2 〜シベリア柳生の逆襲〜 > Mezzo >= 巷説百物語 ってな感じか.何かの反動かどうか知らんが,今期はなんかアクション系に注目している模様. J2 は動くことも動くが,妙なタイミングの「間」につい笑ってしまう.なんか「動きの快感」ってものを感じさせてくれるんだよな〜.正攻法な王道だしな.前作知らんのでキャラクタ間の関係なんかさっぱり判らんのだが,それでも面白い. Mezzo はガレージでパンクな OP/ED が秀逸だけど,絵が追い付いて行けるんかな.すでに息切れ気味だし.広川太一郎のアドリブだけじゃ間が保ちませんぜ. 巷説百物語 はケイコ・リーの OP/ED は可もなく不可もなくだが,妙な雰囲気のある絵が佳い.この絵だと動かなくても観られるし. 光と水のダフネ は未だ判らんが期待薄.

 切り候補は Burn-up Scramble, ゆめりあ ってところか. ごくせん, 攻殻 SAC (Stand Alone Complex), Area 88, マリア様がみてる, はとりあえず録っとくけど,保存せずに観たら削除か,または切り候補落ち.ほかは観てない & 録ってない.けっこう前期からの継続ものがあるし.しかし, ごくせん の ED 歌ってるのが八代亜紀ってぇのはびっくりしましたね. OP はどーでもエエけど. 攻殻 SAC は地上波になって OP が変更. ED も高速版になっちまった.それによくよく聴いてみると,本編も尺が長いってんで,頭やケツを切ってんじゃねぇのか? 第 3 話の終わりなんか,あからさまに音残ってるのにブッた切ってるし. Area 88 の OP が,どっかで聴いたようなバッハの小フーガのアレンジ版ってのも笑う. ED 歌ってるのが元 Show-Ya の寺田恵子ってのは驚いた.曲自体はどーでもエエような出来だが.

 世評に高い マリア様がみてる だが,これは辛いなぁ〜.予告編の方が面白いってのもなんだか.絵はともかく音楽センスがダメ過ぎ. ED でサックスがテーマ吹いてるってのも噴飯モノ.なんでここで音色が下品なサックスを使うかな.それっぽいのが欲しいのならオーボエでしょ,ふつう〜.片倉三起也って Ali Project の人だよな.『Avenger』の OP/ED はそこそこだったけど,『Noir』(の OP) とかだとイモっぽくてイマイチだったが,ここでもダメだなぁ〜.なんでせっかくのお上品な雰囲気をブチ壊すかな.それとも壊したいわけ? まぁ連弾でグノーってのも 2 流っぽいのを狙ってるのかね.お嬢さまならスカルラッティとかクープランでしょ.ロマン派なんてとんでもない.同じミッション系女子高内の物語なら,竹本健治の『眠れる森の惨劇』の方が面白いわな,っつ〜か,お嬢さまのパワーゲームには付き合いきれんよ.あと「ピテカントロプス・ロサキネンシス」って連想させるのも,なんとかしてくれ.というわけで,も少し様子見だが「世界の果て」も「緑衣の牙」も「聖ミカエラ学園」も出てこんだろうから,あんまし期待してないけど.