ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2009年6月29日月曜日

クリムトの三本柱→フェイズ・パターン

クリムト・黄金にきらめくエロス|日曜美術館

クリムトといえば,マーラーやドイツ表現主義の頃のウィーン楽派のアルバム・ジャケット群[ポップさんのアルバムだと,例の ユーゲントシュティール歌曲集 が『水蛇 I』, 最後の録音 が『ユディト I』である.いずれも外盤の方が黄が強い.加えて,前者は国内盤の方が暗い.]や,『エルフェンリート』の OP/ED や『巌窟王』を思い出すわけだが (笑).

  • 金細工師の家庭
  • ビザンチン美術
  • ジャポニスム (ヤポニスムと表記すべきですか? (笑))

尾形光琳の『紅白梅図屏風』の構図というか輪郭線を,『ダナエ』や『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I』と対比させているのは面白い.

でも,でも,ですよ,クリムトの絵を見てまず思うのは,黄金の多用ではなくて,主題を埋め尽くさんばかりの装飾の方じゃないんすか? どう見ても,ありゃ「フェイズ・パターン」だろ (笑).晩年になって金を使わなくなってもパターンの方はあんま変わってない.選択された絵のせいか,やや地味になったように見えるが.人物は屍体っぽいですがね (笑).

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