カードが満杯になってるので新宿タワーへ.というヌルい心構えで出掛けたのが敗因かも. 12 セット, 32 枚 (泣).シュヴァルツコップさまの『エルフェンリート』探したんだけど,ないよ,どうなってんの.デッカさん, "An meine Freunde" 廃盤ってぇのはマズいでしょ.
新宿タワー 9F の奥,現代音楽と古楽が隣り合ってるコーナー内にいわゆるカンタベリー左派とかも置いてあるのは承知してたが,今日始めて,その裏側にジャーマン・プログレもまとめて置いてあるのに気付いた (笑). Popol Vuh 新譜とか置いてあるし,クラウス・シュルツェがほとんどシュトックハウゼン化してたりして.いつぞやのフェルティヴァルかなんかなのか, GuruGuru とかのライヴ DVD まであったよ (笑).
本日の収穫:聴物篇
- Delius "The Complete Works for Violin and Piano", Jones, Miller, Meridian CDE84298/9-2, 1994
- Delius, Grieg, Grainger "Free Spirits", Bridge Quartet, Meridian CDE84401, 2001
- Mahler "Sämtliche Sinfonien", Bertini, Körner RSO, etc, 東芝 EMI - Eastworld TOCE-11671-81, 2005
- John Cage "Sonatas and Interludes for Prepared Piano", 高橋悠治, コロムビアミュージックエンタテインメント COCO-70757, 2004
- Terry Riley "Reed Streams / L'infonie In C (Mantra)", organ of Corti 2, 1970, 1996
- Terry Riley, Steffen Schleiermacher "Keyboard Studies, Hommage à RILEY - REICHlish verGLASSt", Schleiermacher, Gengelbach, Dabringhaus und Grimm, MDG 613 1135-2, 2002
- Terry Riley, etc "Cantos Desiertos,", etc Hawley, McFadden, Naxos 8.559146, 2003
- Steve Reich "Drumming", Ictus, Synergy Vocals, Cyprès CYP5608, 2002
- Steve Reich "Works 1965-1995", Nonesuch 79451-2, 1997
- Steve Reich and Musicians "Live 1977", from the Kitchen Archives No. 2 Orange Mountain Music OMM0018, 2005
- Philip Glass "Etude for Piano" vol. 1 no. 1-10, Orange Mountain Music OMM0009, 2002
- Gavin Bryars "The Sinking of the Titanic", "Jesus' Blood Never Failed Me Yet", Virgin EG CDVE 938, 1998
Bridge Quartet の弦楽四重奏曲集,ディーリアスの分には唯一の出版曲の他に, 1988 年の未出版の曲から第三,第四の二楽章を収録している珍しいもの.二枚組のヴァイオリンとピアノの曲集は「コンプリート」と銘打っているだけあって,『伝説』と『ロマンス』も同時収録.他におまけ三曲.
ベルティーニも物故していたとは知らんかった.むろんこの四番はポップさんが歌っているヤツである.『大地の歌』を含め十一曲,十一枚組.第十番はアダージョのみ.ただ,これもアレだ,曲が CD にまたがって収録されている.東芝系は平気でこういうことをやるのには恐れ入る.
ギャヴィン・ブライアーズの『タイタニックの沈没』と『イエスの血は〜』はオブスキュア・レーベルの復刻盤.まぁクレプスキュールのはいつまで経っても見付からんからな〜.でも,オブスキュア,マスターが行方不明とか聞いてたんだけど,実は在ったの? 盤起こしだったりして (笑).
高橋悠治の『ソナタとインタールード』,なんと税込 \1,050 というお値打ち価格.まぁ,売れんだろうけどな〜 (笑).
あとはミニマル系ばっか.グラスの旧作は全然見付からんかった.ライヒの『作品集』は 22 曲入りで十枚組.ライヒ自身のアンサンブルの他,ティルソン・トーマスが振ったヤツ,クロノス・クァルテット,パット・メセニー, Bang on a Can などの演奏が含まれている.試聴して面白かったのは「Live 1977」,『作品集』には未収録の『振り子の音楽』が入ってて,これはもうギャグの領域.あと,『ヴァイオリン・フェイズ』,『木片の音楽』も『作品集』には未収録.もろ被りの Ictus の『ドラミング』だが,これ,カッチョエエ〜.パルスから Pierre Moerlen's Gong 系のロック・ビートが生まれてくる〜.ブックレットには四か国語による解説の他,頭八パターンの楽譜も記載されている. Ictus が 2000 年 8 月から手掛けているという "Drumming" の "Dance-Proof version" による写真も使われている. Cyprès レーベルの CD は津田理子さんの ヒナステラのピアノ作品集, Ictus の "in C" に続き三枚目だが,丁寧な仕事してるよな〜.ナクソスのライリー他のヤツは「アメリカン・クラシックス」シリーズの一枚で,ギターとフルートのデュオ.ミニマル系じゃなくて「アメリカン・ノスタルジック」みたいなヤツらしい.パリッシュ的なのかもね.