- 吾妻ひでお "逃亡日記", 日本文芸社, 2007, ISBN978-4-537-25465-5
失踪ネタでは三冊めのインタビュー形式日記.あとがきとかカットとかを見てると,少し絵柄が変わった気がする.何か,顔は笑っているのに眼だけが笑ってないっていうあの感じ.そのせいもあるだろうけど,とんでもないことをサラリと書いてあって,正直読むのがしんどい.これを読み終わったあとで『夜の魚』とか読むと,もう死にたくなるほど重い.あんまり重過ぎるから笑うしかない.
失踪ネタでは三冊めのインタビュー形式日記.あとがきとかカットとかを見てると,少し絵柄が変わった気がする.何か,顔は笑っているのに眼だけが笑ってないっていうあの感じ.そのせいもあるだろうけど,とんでもないことをサラリと書いてあって,正直読むのがしんどい.これを読み終わったあとで『夜の魚』とか読むと,もう死にたくなるほど重い.あんまり重過ぎるから笑うしかない.
「いったいどうなってるの,この街は?」 © 小此木優子 as ヤサコ.
"Coil a Circle of Children". え,これもまた マッドハウス っすか.なんか個人的に観てるもののほとんどがマッドハウス制作のような気が…….タイトルはこんな感じで彩色されている. 電脳コイル
元ネタが『アリス』である "Fainting in coils" (Bruford) は関係ない (笑).なんか講談社の「ミステリーランド」っぽい雰囲気だな〜.二冊しか読んでないくせにそ〜ゆ〜ことホザきやがりますか (笑).サブ・タイトルの「メガネ」ってのは眼鏡あるいはゴーグル型のディスプレイ機能付きインタフェース.リアル層と可視化されて実体化 (後述) した電脳データ層が重層的に見えているという仕様.感覚としてはいわゆるアート・アニメをぐぐぐっとポピュラー寄りに持って来たという印象というのが一つ.とくにその音楽.二つ目.その昔,新本格ブームに乗ってなし崩しで中西なんとかの『消失』というクソ下らないミステリが出てたが,そんな感じがしないでもないのが,ちと不安.三つめ,もしかしたら内田美奈子『Boomtown』みたいなのになってくれたら嬉しい誤算かも.あちらは C·ウィズダム社という一企業が作ったネットワーク型の自己増殖する「街」だったが,こちらは大黒市という自治体が自らの上に重層的に築いている,とか.そこを走り回る『オタバリの少年探偵たち』という感じでどうよ.
ただ,電脳データが実体を持つのかどうかはイマイチ判らん.デンスケはナップザックとは干渉せんようだが,おじじんとこでは抱くことができていた.加えて「コイル 電脳探偵局」のメンバーが探している同じ電脳ペットであるヘプバーンはちゃんと捕まえることができる.どっちが正しいんすか.対人のときだけ物質化するの? 無機物とは干渉しあわないのなら,全身有機物で覆えばエエんでない,宇宙服や潜水服みたいなのを有機物で作るとかさ.「ヘルプはありません」って,ヘタダサ・フォントみたい.「球ちゃん」は形状が吾妻ひでおの『墨東綺譚』[永井荷風のオリジナルのタイトルはむろん『濹東綺譚』.]に出て来る「臨検」に似てる.機能も似てるんだろうと思うが,『墨東』の方はゲロ吐きするだけだもんな〜.
ブックストア談錦糸町店.
いつの間にか, ISBN が三桁増えてるな〜.システム改造で潤ったところもあるであろう (笑).
竹本健治の新刊, plateau さんとこで出てるのを知って買ってみたのだが,表紙・挿画・口絵師が安森然という人.帯には「僕たちにはメイドが必要だ。」,見返しには「美少女メイドロボット」,「ふだんは「どじっ娘」,スイッチが入ると凶暴かつエッチな性格」等々,まったく期待できない (笑).竹本健治ともあろうものが安易に時流に乗っかってどうすんじゃい.とブ〜垂れつつも買ってしまう哀しい性.だって竹本健治なんだも〜ん.コケた竹本健治はコケた麻耶雄嵩よりも酷いけどな.あとの二冊は店内をブラ付いていたら発見したもの.『逃亡日記』にもよく見たら生メイドが出て来てた (笑).
秋葉有隣堂.
思い出して見付けたときに買うとかんと,また忘れる (笑).
市ヶ谷文教堂書店.
『うつうつひでお日記』は 2004 年 7 月 7 日〜 2005 年 2 月 16 日まで.『ときめきアリス』は 1984 年〜 1985 年のスーパーアクション連載作.このキャラクタ,どうみても市販版ミャアちゃん官能写真集の猫山美亜だ (笑).オリジナルの版元は双葉社だが,再版は筑摩の系列.
岩波文庫が小宮山書店,『エロイカ』 28 巻が三省堂,あとは書泉グランデ.
『エロイカ』, 26 巻が未入手だから先へ進めん (笑).森薫『エマ』と『シャーリー』ようやく入手.ついでと言ってはナニだが,オースティンの『エマ』も.ようやく『ムル』も手に入ったんで,勢いで『巌窟王』全七巻セット箱入り (笑).けっきょく 27 冊? 文庫とはいえ重いはずだわ,そりゃ (笑).
小宮山書店で天澤退二郎『光車よ、まわれ!』の初版本見付けて \5,000 という値段だが思わず買いそうになったが,確か復刻してたはずと買わずに帰って調べてみたら,ブッキングから復刊しとりましたな. 光車よ、まわれ! 販売ページ.
山田さんの本は明倫館で.印税に貢献できなくてすみません (笑).今さらやるハメになると思わんかった Struts のサンプル本と『失踪日記』はラオックス.黒住本と『そよそよ族伝説』第一巻は書泉ブックタワー.後者は復刊してるとは知らなんだ.エスカレータで一階に降りて行ったら向こうから眼に飛び込んできた (笑). 1982 年〜の三一書房版初版で読んでたんだけど手もとにないので,即買い.装丁も地図もオリジナルのとおり,と言いたいところだが,カバーの紙質はこんなツルツルだったっけか.余談ながら,この本のせいで『日本書紀』を引っくり返すハメになった.
黒住幸光さんの Struts 本には『最強フレームワーク Apache Struts パーフェクトガイド Ver.1.2』技術評論社 というのもあるんだが,目次を見る限りでは『ハンドブック』と大差なさそうな感じ. 1.2 対応が目玉なんだろか.用があるのは 1.1 なんでサイズも小さい『ハンドブック』にした. Ryo.Matsudaのほろ酔い徒然;■ [読書] Apache Strutsハンドブック
お〜,最高っすね! トータル 17 分と収録時間が短いのが欠点.
中毒みたいなもんで一日に一度は聴いている『Ulysses』,買ってしまいました (笑).新居昭乃さんのはデビュー・アルバム.『エデン』の空気感というか夜の感覚というのは微塵もなくて,もっと明るい感じだけど,メロディ・ラインはこの時点ですでに萌芽が認められる.ただ,音はあんまパッとしないな〜.
三省堂別館のレコード社.『モントルー・アフターグロウ』のアナログは二枚目.先に買ってるのけっこうスクラッチ・ノイズが大きいんだよね.ポップさんのシューマン歌曲集も何を今さらなんだが (笑),見付けてしまったものはしょうがない.ただ,ここ全体的に値段が高価くね?