2012/10/30 の収穫:讀物篇
- 竹本健治 "汎虚学研究会", 講談社ノベルス, 2012, ISBN978-4-06-182847-6
- 小方厚 "音律と音階の科学", ドレミ……はどのようにして生まれたか, 講談社ブルーバックス, 2007, 2010, ISBN978-4-06-257567-6
これは神の怒りか? 人知を超えた惨劇が聖なる学園を襲う!!
ミステリの鬼才が仕掛ける衝撃、そして翻弄!聖ミレイユ学園で相次ぐ惨劇――ウォーレン神父は校庭で落雷に遭い焼死し、ベルイマン神父は密室と化した温室(サンルーム)で、自然発火としか思えない焼死体で発見された。理解不能な怪事件に挑むのは「汎虚学(はんきょがく)研究会」の部員たち。だが部長だけは度々見る「狂った赤い馬」の悪夢に悩まされ、推理どころではなく……。少し浮世離れした少年少女たちが解き明かす凶々(まがまが)しき真相とは?
●闇のなかの赤い馬
●開かずのドア
●世界征服同好会
●ずぶ濡れの月光の下
●個体発生は系統発生を繰り返す
てっきり単行本だと思い込んでて,探してみるも「ねぇじゃねぇかッ!」状態だったのだが,ふとノベルズのコーナーを覗いてみたら,ちゃんと並んでいたのであった (笑).
音楽と数学の、ちょっと意外で濃密な関係
音楽に使うすべての音の関係を、ある原理にしたがって決めたものを「音律」といいます。それでは、いま私たちが何気なく使っているドからドまでの12個の音は、どのように決めたのでしょうか? そこには、音楽と数学のちょっと意外で濃密な関係があるのです。
ドレミ……は、まずピタゴラスが決めた!
ジャズ、ロック、ポップス、クラシック、歌謡曲……、あらゆる音楽に使われているドレミ……は、素数2と3を使って、まずピタゴラスが決めた。それから、純正律や、いくつかの音律を経て、現代の平均律へと進化した。音楽と数学の、ちょっと意外で濃密な関係を興味深く解き明かす。目次
第1章 楽器にドレミ……を視る、ドレミ……に触れる
第2章 ドレミ……はピタゴラスから始まった
第3章 永久に閉じない環をめぐって
第4章 なぜドレミ……が好き?
第5章 「起立」「礼」のハーモニー
第6章 民族音楽に理屈を付ければ
第7章 打楽器が作る音律
第8章 音律の冒険
さらにまたもう一つの音律本.
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