ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2013年2月8日金曜日

2013/01/30 の収穫:PDJ『高慢と偏見,そして殺人』,光瀬龍『百億の昼と千億の夜』,森本弘行『筑豊炭坑絵物語』,渡辺保, 高泉淳子『昭和演劇大全集』

2013/01/30 の収穫:讀物篇

  • P·D·ジェイムズ "高慢と偏見、そして殺人", 羽田詩津子 訳, ハヤカワ・ポケミス, 2012, ISBN978-4-15-001865-8, (P. D. James "Death Comes to Pemberley", 2011)
  • 光瀬龍 "百億の昼と千億の夜", ハヤカワ文庫, 1973, 2010, ISBN978-4-15-031000-4
  • 山本作兵衛 森本弘行 編, 田川市石炭資料館 監修, "筑豊炭坑絵物語", 岩波現代文庫, 2013, ISBN978-4-00-602213-6, 岩波書店
  • 渡辺保, 高泉淳子 "昭和演劇大全集", 平凡社, 2012, ISBN978-4-582-83525-0

PDJ 92歳! 新刊が拝めるとは思ってなかっただけに.

エリザベスとダーシーが住むペンバリー館で殺人が!  ロマンス小説の古典『高慢と偏見』の続篇に、 ミステリの巨匠P・D・ジェイムズが挑む!

紆余曲折の末にエリザベスとダーシーが結婚してから六年。二人が住むペンバリー館では平和な日々が続いていた。だが嵐の夜、一台の馬車が森から屋敷へ向けて暴走してきた。馬車に乗っていたエリザベスの妹リディアは、半狂乱で助けを求める。家人が森へ駆けつけるとそこには無惨な死体と、そのかたわらで放心状態のリディアの夫ウィッカムが……殺人容疑で逮捕されるウィッカム。そして、事件は一族の人々を巻き込んで法廷へ! ミステリの巨匠がジェーン・オースティンの古典に挑む話題作!

『百億千億』,何冊目だ? (笑) カバー:萩尾望都,解説:押井守.

〈日本SFの金字塔〉キリストや釈迦も宇宙の運命を知ることはなかった。壮大なる宇宙黙示録。解説/押井守

西方の辺境の村にて「アトランティス王国滅亡の原因はこの世の外にある」と知らされた哲学者プラトンは、いまだ一度も感じたことのなかった不思議な緊張と不安を覚えた……プラトン、悉達多、ナザレのイエス、そして阿修羅王は、世界が創世から滅亡へと向かう、万物の流転と悠久の時の流れの中でいかなる役割を果たしたのか?――壮大な時空間を舞台に、この宇宙を統べる「神」を追い求めた日本SFの金字塔。解説=押井守

2011年9月に日曜美術館の「よみがえる地底の記憶~世界記憶遺産・山本作兵衞の炭坑画~|NHK 日曜美術館」で興味を持った.

「ヤマ」の姿を記録して子や孫に遺したいという思いで描かれた山本作兵衛(1892―1984)の炭坑記録画は,2011年,日本初のユネスコ世界記憶遺産に登録された.ヤマの暮らし,仕事などをテーマとする227点を収録し,画の中の解説文を翻刻した.炭坑の実態をより深く味わえる文画集.(カラー口絵4頁)

今年5月、ユネスコの世界記憶遺産(Memory of the World)に、 炭坑の仕事や暮らしを描いた山本作兵衛(明25~昭59)の絵画や日記など697点が、 日本で初めて登録された。「ツルハシで石炭を掘り出す上半身裸の男女」「ガス爆発事故」 など坑内での様子から、「男女混浴の入浴」「炭坑を訪れた軽業師」といった日常の暮らしまで、 味わいのある画風で描かれている。労働者の視点から炭坑の生活史に初めて光を当てた “炭坑(ヤマ)の記録画家”と評される。

山本作兵衛は、日本の石炭産業の中心だった福岡県筑豊地方の炭坑で、半世紀にわたって働いた後、 閉山により警備員となった66歳から炭坑の絵を描き始めた。92歳で亡くなるまでに描いた絵は 2千枚とも言われる。アンネの日記やベートーベンの直筆楽譜などと並んで、 一地方の一炭坑労働者の絵や日記が国際的に認められたことになる。

山本作兵衛の絵の何が人々をひきつけるのか。50年近く作兵衛の絵を世に広める取り組みを してきた画家の菊畑茂久馬さん(76)は、その絵を「既存の美術作品にはない、原初的な力があふれている」と語る。 番組では、山本作兵衛の人生をたどり、絵に込められた思いを探るとともに、美術的側面からその魅力に迫る。

『昭和演劇大全集』,あ〜,よく観てたな〜.ここで取り上げられている32本のうち,半分の16本は録画が残ってるよ.

新劇、新派、アングラ……演劇が花ざかりだった昭和。その役者と作家、演出と舞台を渡辺保が縦横無尽に語りつくし、演じ手・作家の視点から高泉淳子がそれを引き出す。昭和と演劇を再発見する!

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