- Philip Glass "glassworks", Sony 500617 2, 2001
これって,セルフ・リミックスか何かなんかな〜.同じカリフォルニア楽派の中でも,グラスだけ異質な感じがする.プロセスの推移を演奏者に委ねるか,最初からガッチリと構築してしまう (とにもかくにもスコアリングできてしまう.即興とかの余地がない) かという見方で, Terry Riley が Gong で Steve Reigh が Magma とするなら,Glass は何だろう? パッと聴き,そういう派手さが全然ない.フレーズはユニゾンだし,和声と進行はポップだし.余地がないという点では Reigh に近いのかも知れんけど,推移のズレすらないというのはどゆこと (笑).ってか,明らさまな推移のズレではなく,単純な繰り返しから生まれてくる全体的なドローン効果っつ〜か,絶えずうねうねと動いているが全体的には静止しているかのように見える「何か」が目標なんかな〜.
それ故か,この三人の中ではいちばん聴きやすい. BGM にも使える.ってか,それ用途がほとんど? 映画音楽やらたくさん手掛けてるのも,そういう理由なんかな.そういや,ロックに導入されたミニマルって Glass 風の静的ミニマルばっかのような気がする.
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