本日の収穫:観物
- 斉藤由貴 "Love", ポニーキャニオン PCLP-00260, 1991
- 斉藤由貴 "One > Two; Yuki's Tour", ポニーキャニオン PCLP-00035, 1990?
- 大林宣彦 "転校生", バップ VPBT11227, 2001
- Monty Python "Monty Python Various Works", ビクターエンタテイメント UIBE-9001/2, 2001
前々から気にはなっており,先日,ようやく原作を読んだので探していた『転校生』だが,ようやく Apr 21, 2001 に DVD (Special Edition 版) 化されていた.たまたま見掛けたのでゲット.1982 年 4 月 17 日公開作品.尾美としのり,小林聡美 (両者とも 15 歳だったとか) のデビュー作.いやぁ,こりゃ凄ぇわ.期待に違わぬ力作.小林聡美ちょ〜可愛い.ちなみに原作は
- 山中恒 "おれがあいつであいつがおれで", 旺文社, 1982, 1984, ISBN4-01-061324-6
1985 年 8 月 25 日に買って今まで未読であったのだった.わははは.ただ,これ旺文社文庫だけど,今でも入手可能なんだろうか……? と,これ原作通り,小林聡美 (斉藤一夫) に焦点を当ててるから観ることができるんであって,尾美としのり (斉藤一美) が主人公だったら,こりゃ辛すぎて観れんわな.転入早々で友達もいないうちに,女の子が男の子に入れ替わってみろ,悲惨過ぎる.イントロとエンディングはモノクロで,身体が入れ替わっている間はカラーなんだけど,エンディングでまたモノクロに戻るってことは,身体と性別が一致してる間はモノクロってことね.これって,やっぱ「足りない」ってことかね.尾美としのりの女の子演技も相当だが,小林聡美の男の子演技は,やっぱ凄ぇわ.歩き方から変わるわけね.まぁ,当然なんだけど.ほんまご苦労さまです,っちゅ〜か,頭が下がるわね.プロだねぇ.列車内のシーンで小林聡美 (斉藤一夫) が女言葉でしゃべるシーンがあるんだが,これって, 1) 男の子が, 2) 女の子の身体と声で,3) 女の子しゃべりをする,という演技を 4) 生身の女の子が演じているわけで,考えているとクラクラしてくる (笑).
原作では主人公二人は小学六年生だったが,こちらでは中学生に変更.まぁ当たり前ではあるが,小学生 (に見える容姿) では,こりゃ無理な演技なんだろう,芝居ならともかく (青年座がやった井上ひさしの『偽原始人』は小学生三人が主人公だった).そのぶん台詞とは逢わない部分がでてきたが,翻って,よけい甘酸っぱくなった.そうそう,ケルビーノやオクターヴィアンは,フレデリカ・フォン・シュターデ系よりも,ブリギッテ・ファスベンダー系の方が合うと思う向きは必見である.
おまけとして,劇場予告編 2 種,劇中 8mm 映像,などのほか,●大林監督からのメッセージ,●監督が尾道を案内する JAL 機内用番組『JAL Fresh Eye シネマパラダイス尾道』とか入ってるんだけど,監督が何かというと「少年」を連呼するのは,はっきり言ってうざったい,というか気恥ずかしい.「少年のベテラン」ってなに (笑).ここは野田秀樹みたく「少年の晩年」とか軽やかにやって欲しいところ.んなもん,必要以上に連呼しなくたって,映画観りゃ充二分に判るよ.
パイソンズのボックスは, 2001 年 4 月 28 日発売.シリアルは #2627 だった.収録作品は以下のとおり
- "Month Python In Aspen", 1998, 米アスペンで開催されたトーク・ショー.テリー・ギリアムがグレアム.チャップマンの遺灰 (を入れた容器) を蹴飛ばしたというアレである.
- "The Pythons", 1979, 『Life of Brian』撮影時のチュニジアでのドキュメンタリー.結成 10 周年記念だとか.
- "Python Night", 1999, 結成 30 周年記念制作のドキュメンタリー.失われたコントのほかに新作も披露.
今後の発売予定としては
- 6 月 "ドイツ語版",
- 7 月 "ライヴ・アット・ザ・ハリウット・ボウル",
- 8 月 "アンド・ナウ",
- 9 月 "ホーリー・グレイル",
なんだそうな.おぃ! 『Life of Brian』はどうした!?
斉藤由貴の "Love", は,いわゆる音楽ヴィデオではなく,これ も また 30 分一本勝負の完全なドラマ仕立てである.いや,マジで行ってしまわれたのであった.強いて言うなら Pant 路線.
"One > Two; Yuki's Tour", は分売不可だったので.
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