ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2001年5月12日土曜日

本日の収穫:会社物語いろいろ, ヒナステラ, マーラー, 斉藤由貴いろいろ

本日の収穫:聴物

  1. Ginastera "Piano Concertos No.1, 2", Marinis, Malaval, etc, Naxos 8.555283, 2001
  2. Mahler "Des Knaben Wunderhorn", Popp, Weikl, Davis, Lucky Ball LB0074, 2001
  3. The Special Series "斉藤由貴", キャニオン D32A0154, 1985
  4. 板倉文 "Original Soundtrack from Memories of You (会社物語)", Epic/Sony 28 8H-5054, 1988

 板倉文『会社物語サウンドトラック』,ようやく入手.演奏は Killing Time (清水一登, Ma*To,斉藤ネコ, Whacho,青山純,横山雅史,板倉文) のほか,石井 AQ,渋谷毅,川端民生,藤井信雄も参加.わははは,凄ぇメンツやん.で,待望の非邦楽版『日没』だが,イマイチであった…… ちょっとテンポ速すぎない?

本日の収穫:観物

  1. 市川準 "会社物語", パイオニア LDC SF047-1636, 1988
  2. 斉藤由貴 "微・少女", ポニー G68M0080, 1985?
  3. 斉藤由貴 "漂流姫", ポニー G88M0160, 1986?
  4. 斉藤由貴 "One > Two; Yuki's Tour", ポニーキャニオン PCLP-00035, 1990?

 日本のサン・ラと言われた (言われてない!) ハナ肇主演の『会社物語』,ずっと以前にレンタルで観たことがあっただけだったが,ようやく入手.クレージー・キャッツのメンバー総出演だが,タイトル曲が暗示するとおり切ない内容.イッセー尾形もアブナイ一人芝居を披露.木野花,飯島早苗,筒井真理子とか出てるんだけど,「青い鳥」や「第三舞台」の彼女たちなんかなぁ…… 木野花は準主役級なんで判るんだけど.実際に叩いてるかどうかは判らないけど,ハナ肇のドラミング・スタイル,スネアを主とした典型的なスウィング・スタイルでカッチョエエ.谷啓と桜井センリは実際に弾き & 吹いてるようだけど.

 『微・少女』は,思ったとおり北海道 (クレジットでは富良野市) ロケだが,別にハイジ路線を狙ったわけではないらしい.顔が丸い (笑).ストーリーはよう判らん.なお,『白い炎』では,ほんの少しライヴ映像が流れる.

 『漂流姫』は市川準が脚本 & 監督を担当.曰く

中央政府の斉藤由貴問題協議会は,本日,斉藤由貴に関する出版物,レコード,映像等の一切の発表を,中央政府の決定として,禁止することをあきらかにしました.

という状況下,香港 (推定) に逃亡した斉藤由貴とその周辺を描いたとおぼしき内容.逃亡した斉藤由貴を追いかけて,信者と殺人者がやってくるというわけなのである.わははははは.この状況設定だけで笑ってしまう,こりゃおもろい.冒頭いきなり.「斉藤由貴は〜,その存在そのものが〜危険であ〜る」なんてアジ演説が遠くから聴こえてくる.コンセプトは秋山道男.音楽ディレクターは長岡 (Kazu kun) 和弘.で,ジャケットにはクレジットのない音楽担当だが,花火のあとのご降臨シーンでもしやと思ったとおり 板倉文 であった.というわけで,なかなか佳くできてるのである.しかも,この設定下,斉藤由貴の台詞は最後の最後,(「あなたを観ることが,あなたを好きになることが,なぜ禁じられたか,その理由が判りますか?」という問いかけに対する答え) 「……はい……」だけなのである.ロケ地はたぶん香港.まぁ香港の路地裏のショットを出すだけで,もう匂うようにいろいろ伝わってくる.協力 AXIA ということで,宣伝シーンも出てくる (笑).ジャケットの画像,これ意味不明.どこにも出てこない.

 ライヴ盤,分売不可ゆえ.これで 3 枚目だ (笑).

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