「いつかまた,あの夜みたいに思いっ切り缶蹴りたいな」 © 涼子.
子どもたちの「塾」の問題とか,物理的な「遊ぶ場所」の問題とか,社会派的なモンを引っ張り出してくることも可能だろうけど,川井憲次の音楽はそんなことを言ってない (笑).「缶けりをした夜」を「かくれんぼをした夜」と言い換えただけで,思わずト胸を衝かれそうになる.夜に囚われたのは翼,海人,里澄,ナオ,涼子のうちの誰だろう.
曲がりなりにもソフトウェア技術者と名乗るからには,自分の使う道具ぐらい自分で作れるようにならなければならないと云われる.自分の遊び場ぐらい自分で生み出せないで何をエラそうにエンジニアだ? というわけだ.仮想空間だから物理的な空間を確保せずとも生み出せるという利点がある.それはつねに欠点でもあるわけだが.とにかく与えられたモノに満足しているようじゃ全然ダメという話.まだまだ精進が足りませぬ.
「心に風を起こすこと」ができるような遊び場を作ることができて,蹴り上げた缶が飛行機雲を描くような缶けりができるようになりたいものだ.
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