「もしこの仔に名前があるのなら,わたしとは違う.ただ迷子になっただけ.わたしには名前がない.夕叢霧香という嘘言があるだけ」 © 夕叢霧香.そいつの名前はキリストにも準えられる白痴だぞ.そんな名前が欲しいのか.
今度のお仕事は旧ソのどこぞの某共和国.ターゲットは無名の難民の聖者さま=元 KGB 幹部のユーリ・ナザーロフ.旧ソ強制収容所での少数民族タシキール人虐殺の実行責任者.ナザーロフ自身も対立していた少数民族ノルガ人の出身.依頼主はタシキール人の生き残りということで,ソルダは関与してないかと思われたが,そんなことはないのであった.実地訓練ではなく,到達度チェック.
- part A サブ・タイトル前
- 霧香ナレーション. "les soldats". 0’20".
- part A サブ・タイトル後
- 某国の安宿にツインでチェック・イン〜「よいしょ」〜ムイシュキン公爵との出会い.見詰め合いというか睨み合いというか〜ターゲット説明〜ムイシュキン公爵再見. "solitude by the window". 3’03".
- (※) 霧香,ゴミ箱を漁っていたムイシュキン公爵を拾って来る〜ミレイユ「何考えてんのよ」〜霧香「わたしには名前がない」.タイトル不詳のシンプルなエレピ曲. 1’21".
- 第五話 の回想の途中,鼻男を撃ち殺した直後から霧香とミレイユの睨み合い〜レ・ソルダの影〜霧香,早朝のお散歩 with ムイシュキン公爵. "melodie". 1’24".
- (※) ムイシュキン公爵とお散歩霧香の失策,ナザーロフとご対面してしまう〜ナザーロフ倒れる.曲というより SE か.クレシェンドする不安のシンセ曲. 0’25".
- part B
- 運び込んだナザーロフの自宅の霧香.医者の往診は済ませた〜ナザーロフ家の写真発見〜ご近所さんのお見舞い. "きれいな感情 - piano version -". 1’37".
- ホテルへ戻る途中の霧香. "salva nos" のアカペラ・コーラス.近くから. 0’19".
- 「今殺らなければ (もうできない)」とナザーロフ宅に舞い戻った霧香,子ども二人がお見舞い中にも関わらず銃口を向けるも撃てず〜気配に気付いたナザーロフ. "salva nos" のアカペラ・コーラス.遠くから. 0’39".
- 雪.ナザーロフ,写真がなくなっているのに気付く〜タシキール人によるナザーロフ家の虐殺〜それでも霧香「やるわ,この仕事」. "power-hungry". 2’11".
- 蝋燭を灯して何かを待ってるらしいアルテナさま〜雪を衝いて (乗じて) ノワール出陣〜汚れ仕事は全部霧香に任せてミレイユは張り番〜目を覚ましたナザーロフ,無抵抗でなにも言わないが,おそらく「おお,あのノワールがこんなお嬢さんだったとは」とかそんな感じ〜銃を向けられると,裁きの神には逆らわず目を閉じる〜躊躇いながらも引金を引く霧香〜銃声とともにアルテナさま acmé〜霧香,写真を戻す〜立ち尽くす二人. "canta per me". 2’40".
- 比率
- 13’59" / 20’40" = 67.7% (06’41").
「座学等はすでに修了済みと看做されて」いるとおぼしき件は今回ミレイユが確認してくれとりました.「殺しの技術に長け,裏社会の事情に精通し,あらゆる言語を話す.でもロシア文学については知識を持たない」.それはエエけど,ヴァイオリン弾いたり引ったくられたカメラ追い掛けて走り回ったりしないのは,ちと残念かも (笑).同じくミレイユの解説「ムイシュキン公爵は純粋で無垢な魂の象徴」,公爵は作者がキリストに準えていたことからすると,ちょっと違うよねぇ.猫がムイシュキンなら,ナザーロフがロゴージンか.いや,それはあり得ないけどさ.って,そういう方面にツッコんではいけないんだよ,たぶん.バルクーツクはノルガ人の故郷だったが,スターリン時代にタシキール人に襲撃されて今は地名も残ってないそうだが,旧ソの都市ってころころ地名替えるから困るよね.ヴォルゴグラード〜スターリングラード〜ヴォルゴグラードとか,サンクト・ピーテルブールフ〜サンクト・ペテルブルク〜ペトログラード〜レニングラード〜サンクト・ペテルブルクとかさ.今はレニングラード・フィルハーモニーって言わないもんな.
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