うわ〜,映画になると,もう逃げ場がないという感じで,もの凄く息苦しい (笑).最初に芝居の方を観たときは「みんなだんだんに歪んで壊れて行く (※)」と書いたけど,これ,大嘘言です,最初から全員とも壊れてます (笑).映画版の方は,穴道は曾太郎の後妻の連れ子で,先妻との間に生まれた澄伽清深姉妹との血の繋がりはないということで,近親相姦はなくなった.あと,舞台上では不可能な描写がいくつか追加.穴道は急死じゃなくて自殺.あと,エンディングが佳く判らん.清深がホラー漫画家目指して上京ということまでは同じだが,追い掛けて来た澄伽が,「これから面白くなるんだから最後まで見届けろ」みたいなことを言う.どういう意味だ.澄伽はバスで眠りこけてるだけ,清深はそれをスケッチしてるだけだし (なんか浄化したような表情ではあるけど).あ,電源コードがコンセントに刺さってない扇風機が回り出すエピソードは共通.本谷マジ〜ック.
- 和合穴道:永瀬正敏
- 和合澄伽:佐藤江梨子
- 和合待子:永作博美
- 和合清深:佐津川愛美
- 萩原:山本浩司
- 小森哲生:土佐信道
- 和合曾太郎:上田耕一
- 神野:谷川昭一朗
- 監督・脚本:吉田大八
- 音楽:鈴木惣一朗
とりあえず,清深は性格悪いけど,佐津川愛美は可愛い.和合澄伽@佐藤江梨子は評判どおりの熱演.まるで素じゃねぇのかと思えるほどで,凄いっす.和合待子@永作博美は不気味だ.得体が知れない.しっかし,ここまでイタい人間が集まると,もう「面白い」と言うしかないよな.
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