ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2009年11月1日日曜日

戦う司書 The Book of Bantorra #05 裏切りと杯と迷いの小道

「あ〜,見殺しにしとけば佳かったか」 © マットアラスト=バロリー.

ミレポ祭りっすか.裏表逆の上着でどうやってボタンはめたんだ (笑).今更なんだが,なんでミレポックだけナチ風の軍服なんだろ.ヴォルケンが盗んだ追憶の戦機 (のうちのひとつ,自転人形) ユックユックって,複数の人間の魔法権利を単体として束ねるもんだそうである.虚構抹殺杯アーガックスってのはまだ用語集には出てないけど,記憶 (一部分可) を消去できるシロモノらしい.基本的に封印指定の本を読んだものと罪人の記憶消去用だとか.常笑いの魔刀シュラムッフェン=因果抹消攻撃は既出.ほかに,大冥棍グモルク,彩なる砂戦艦グラオーグラマーン,韻律結界ウユララ,常泣きの魔剣アッハライの計七つ.いやもう.で,ラスコール=オセロが引きネタ.バントーラ図書館は六つの書庫と五つの迷宮で構成されている.さようで.書庫はともかく「迷宮」って.で,この図書館自体にバントーラ本体が封印されてるそうですが.ミレポが図書館内で出逢ったのはモッカニア=フルール,蟻男の武装司書.この蟻がクソでかい.もうひとり本の中に出て来たのは,フォトナ=バードギャモンなる先代の館長代行.

図書館所蔵本護衛のために過去神バントーラが図書館に放った守護獣を衛獣と言うんだそうな.いわば,自律的図書館護衛システム.これらはとにかく図書館に侵入するものを排除するのが目的であるから,相手が不審者さんだろうが武装司書だろうが関係ない.だもんで,これらに勝てるだけの戦闘能力がないと,これらが守護する本の管理はできないということになる.というわけで,バントーラの遺産運用,ですな.衛獣の補充ってどうなってんのかね.ほかに護衛システムがあるんかないのか知らんけど,ほかに人間側があとから追加したシステムがないはずはないと思うんだが,万が一これしかないのなら,武装司書は衛獣を活かして使う必要があるので倒しちゃマズい (ミレポックが第五階層で倒した針毛狼は砂化してたけど?).けっこう面倒.なら,なんでこんな面倒くさいシステムになってるかと言えば,システム内にコントロール不能あるいは制御を放棄した部分を残しておくことで全体の陳腐下を防ぐとかそういった目的が (笑).

屍体であるところの本,まぁおおむねノート・サイズだが厚さは 3cm ぐらいか.やっぱ場所喰ってかなわんな.

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