ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2006年1月2日月曜日

バーンスタインの『トリスタン』

  • Wagner "Tristan und Isolde", Hoffmann, Behrens, Minton, Weikl, Sotin, Bernstein, Philips 475 7020, 1983, 2005

今さらながら四枚組である.クライバー盤 (DG) は三枚組.演奏時間は 62’23" + 66’05" + 73’50" + 64’06" で合計 266’24",クライバーの方は 77’33" + 79’50" + 76’06" で合計 233’29" となり,実に 30 分以上も長い! 前奏曲はとくに顕著で 14’03" と 10’33" である.このテンポに付いて行けるかどうかが勝負の分かれ道,って何の勝負?

時間は長いけど,勃つのに時間が掛かるわけではなくて最初から全開バリバリというかビンビンにおっ勃ってるから,前戯は長いは本戯も長いはで相当に濃厚なプレイ.肉食人種は喰ってるモノが違います (笑).聴き始めは違和感ありまくりなんだが,二幕の終端〜三幕ぐらいはこのテンポにノれたらしく,目眩めく悦楽の園 (笑).「愛と死」は,このテンポにしてはあっさりしてる感があるも御馳走さまでした.

主役二人はバーンスタインに喰われてしまったっぽい.ヴァイクルは相変わらずの美声だが,多少浮いてる感じがしないでもない.

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