「あなたたちは勤めを果たしました」 © クロエ.
シャオリーの再就職活動失敗.その代償は死.下請け自営業の悲哀.ソルダでは毒殺という手法は忌避すべきものにでもなってるんだろうか.銃や刀剣は可なのに,なんで毒がダメなんだろう.毒殺はそれを摂取させる状況を意図的に作り出さなければならないという意味では,おもに本能的な反射による場の設定という銃や刀剣に比べて,詐欺よりかは次元が低いとはいえ,より文化的であるのに.ソルダの特徴として,反文化的という側面も付け加えておくべきなんだろうか (笑).ますます某主義に似て来ましたな.
シャオリーはホーソーンが元ネタだったようだが,クロエはこれに対抗してマッケンを持って来た.宗教的非論理的な『大いなる来復』とは,なかなかシブい選択である.アルテナさまの教育はエエ線行っているのかも知れない (笑).
「わたしは誰?」,% who am i
とか % whoami
とか.それじゃなかったら,串の刺し過ぎ重ね過ぎなんじゃないの? とりあえず, H. C. E. ということにしとけば.
- part A サブ・タイトル前
- 霧香ナレーション. "les soldats". 0’20".
- (※) 前話の回想,シャオリーに左手を踏まれるミレイユ篇.ぐりぐり〜痛い.チャンチキした 16. 0’24".
- part A サブ・タイトル後
- 身柄を拘束されて囮にされるミレイユ.チュウ (若手) とヤン (グラサン),ミレイユとご対面.シャオリーのエロティックな右手の動き〜前話の回想,クロエに助けられた霧香篇〜こいつはアブナいとクロエに銃を向ける霧香〜クロエってこんなに身長あったっけ[身長すら伸縮自在のクロエ.恐るべきソルダの秘術 (笑).前者も戦闘時のカッコだから, 20cm 近いヒールの靴ってこともないだろう.だいたい衣装持ちのくせにクロエはいっつも同じカッコだから,靴もどうせいつものゴツい編上靴だ.あれ,ベルクロ・タイプだったっけ. ]〜時間がない〜とうやむやにしてしまうクロエ〜紺服黒眼鏡集団の真ん中にミレイユ,その後ろにチョウとヤン,しんがりがシャオリーで石段を降りて行くホン・イーパン軍団〜. "black is black". 2’39".
- (※) 階段一番下の守備隊三名は全滅〜中央に霧香. 第八話 で出て来たちゃ〜ちゃ〜ちゃ〜ちゃ ちゃ〜ちゃ〜ちゃ〜ちゃ〜 なるタイトル不詳曲. 0’07".
- キース・リチャーズ仕込みの両手ブラリ戦法には,誰でも最初はたじろぐ〜霧香,ゆっくりと階段を上がって行く.真下作品らしく目をつぶって (笑)〜全部で 36 名ほどいるのに誰も手を出さない〜適当な距離でようやく目を開ける霧香,よく蹴つまずいたりしなかったな〜ミレイユと以心伝心〜まずはクロエに奇襲させといて,尻に隠していた二丁拳銃を抜き撃ち込む〜サクっと逃げるミレイユ〜デス・マーチには付き合っておれんとさっさと退散するシャオリー〜申請なしに逃げるシャオリーを見てムカついているクロエ〜敵の銃を奪いたいが隙だらけのミレイユ〜ミレイユを狙っていたヤンをクロエが刺す〜霧香大暴れ〜手が付けられないホン・イーパン軍団.ま,対ノワール戦で拳銃 (しかもてんで当たらない) しか用意してないテイタラクですからな. "salva nos". 3’27".
- 戦闘終了.屍体十八体の真ん中に霧香. "salva nos" のア・カペラ・コーラス.近くから. 0’19".
- (※) 逃走中の車からヤンの携帯に架電するチュウ.電話の相手を確かめないからミレイユに聞かれる.話の内容はウー大人の屋敷で体勢を立て直すというもの.そんじゃ行きますかと二人組. 第三話 A パートで使われていたアップ・テンポのタイトル未詳曲. 0’25".
- part B
- ウー大人宅でミーティング,他にホウ・リーシン (額に前髪パラリ)〜二人組とクロエとの関係を当たろうと動き出したホウに,逃走だけでなく寝返ったシャオリーが襲い掛かる〜二人組,ウー邸に侵入〜たまには美味しいところをと,チュウとウー大人を始末するのはミレイユ. "black is black". 1’53".
- なんら収穫を得ないままホン・イーパン上層部を始末してしまったので,不本意ながらソルダの思惑どおり動いてしまったと反省するミレイユ〜唯一残されているのは顔を見られたシャオリーを始末すること〜干物 (イモリ?) の乾物に興味津々の霧香〜裏町を探索して回る二人組〜さらに二人を張っているクロエ〜情報屋からも収穫なし〜元フランチェスコの故孫先生の用心棒は実は大物らしい〜そいつが乗った車を二輪で追うシャオリー〜元フランチェスコの故孫先生の用心棒の正体は中国共産党統一戦線工作部の幹部ユン・シュウトンだと知る二人組〜ユンに接触するシャオリー. "black society". 1’57".
- (※) シャオリー,実は「ラパチーニの娘」だった (笑).毒薬を仕込んだ香炉でユンを (呼吸困難に依る) 窒息させて葬る. 第六話 A パート最後で使われていた不安のクレシェンド. 0’30".
- ユンの自宅を目指す二人組の前に姿を見せるクロエ.意味は「わたしに付いて来い」〜なんだが,シャオリーとの対決には二人組を排して一対一〜ユンの首を手土産にソルダに求職を申し出るシャオリーをあっさり排す〜思惑が外れて怒り心頭のシャオリー〜クロエの指示に従って廃工場にたどり着く二人組. "silent pain". 1’52".
- シャオリーを始末したクロエが吐く戯言に対して,あくまで従来どおりサンスあるいはコンテクストから対応しようとするミレイユ〜むしろスタイルの方を取るべきではと感じ取った霧香は戯言で対応,「お願い,教えて,クロエ,わたしは誰?」〜霧香のノンサンス戦法,功を奏したらしく,クロエから返って来た返答が「(le) grand retour,大いなる回帰.あなたもわたしもそのための試練に耐えねばならない」〜ミレイユ置いてきぼり〜シャオリーの右手〜荘園,すでに時空間は飛んでクロエは帰って来ている〜遊び疲れた猫の子のように眠りこけているクロエを見守る慈母アルテナさま. "chloe". 2’13".
- 比率
周期の関係もあって絵は相対的にヨレヨレだが, "black is black" と "salva nos" が唸りを上げる A パートはカッチョエエです.英語版では「毒虫」は「Poisonous insect」と言っている.「bug」はセミ系やカメムシ系の半翅目を指すのであって,これを insect の意味で蟲とするのは俗語だそうですよ,実写版『蟲師』の虹郎の中の人.
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