たまたまチャンネルを回してたらやってた.というわけで途中から録画したので初めの方の 30 分ちょいは見逃してしまった. 1973 年 7 月 3 日, Hammersmith Odeon, ロンドンでのライヴ.いわゆる好き好きジギー・ショーこと Ziggy Stardust and the Spiders from Mars の最後の公演.これを最後に Bowie は Ziggy Stardust を永遠に葬り去った訳である.
コンセプトはともかく,さすがに 34 年前の音はちょっと聴くのがしんどい.まぁ初めてスタジオ盤を聴いたときも何とまぁ古くさい音だと思った程度の人間なので.基本的に "Low" から "Scary Monsters" まで,それに加えて "Space Oddity" と "Aladdin Sane" というナンチャッテ人間だったっすから.リンゼイ・ケンプ直伝のパントマイム (この点で Kate Bush とは兄妹弟子関係) に加えてジャック・ブレルの曲を取り上げたりしていろいろやってるんだけど.エンド・クレジットには第九.それによるとイントロでも第九が掛かっていたらしい.この音と格好で第九というとバージェスのアレ (『時計じかけのオレンジ』) の影響があるんかなと勘繰ってしまう.あ〜,そういや股間を強調したコスチュームも (笑).でもですね,いちばん残念というか遺憾というか,何とかならんかったのかと思うのが,マイク・ガーソンMike Garson のピアノ.この人, "Aladdin Sane" でも強力なピアノを弾いていて,確かチック・コリアのコンテンポラリー・レーベルからソロ・アルバム ("Avant Garson") とかも出してたと思うんだけど,この超弩級ピアノがほとんど聴こえて来んのよ.『夜をぶっとばせ』は,スタジオ盤の方が 256 倍カッチョエエです.正直ミック・ロンソンのヨレたギター・ソロよりも,ガーソンのピアノ・ソロを聴かせて欲しかったな〜 (笑).
- Hang on to Yourself
- Ziggy Stardust
- Watch that Man
- Wild Eyed Boy from Freecloud
- All The Young Dudes / Oh! You Pretty Things (落ち目の Mott the Hoople テコ入れに書いた曲)
- Moonage Daydream
- Changes
ここまで lost,以下が録画.
- Space Oddity
- My Death (Jaques Brel)
- 楽屋ショット
- Carcked Actor
- Time
- The Width of a Circle
- Let's Spend the Night Together (Jagger / Richards) (Stones の名曲)
- Suffragette City
- 楽屋ショット
- encore: White Light / White Heat (Lou Reed) (Velvets の名曲)
- encore: Rock 'n' roll Suicide
- David Bowie : vcl, gtr
- Trevor Bolder : bs
- Mick "Woody" Woodmansey : drms
Suzi QuatroMick Ronson : gtr, vcl- Ken Fordham : sax, fl
- Brian Wilshaw : sax, fl
- Geoffrey McCormack : bk-vcl, perc
- John Hutchinson : gtr
- Mike Garson : pf, mellotron, org
コスチューム・デザインのクレジットには Kansai (山本寛斎) の名もある.他に「5.1 Surround Sound Music Mix」に昔懐かし Tony Visconti という名前が出て来る.え! と思ったら 2002 年にリミクス,リマスターされたものなんですな.
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