これはヒドい (笑).吹きすさぶご都合主義の嵐.メイドにエロを直結させたのは竹本健治らしいっちゃらしいんだが.という意味では第二篇の「キララ、豹変す。」が白眉なのか.いやいや,第三篇「キララ、緘黙す。」の重層夢もソレらしいな.なんだ,けっこう「らしい」んじゃんかよ.そりゃ竹本健治ですから (笑).
- 竹本健治 "キララ、探偵す。", 文藝春秋, 2007, ISBN978-4-16-325540-8
誰だか知らんが文藝春秋のこの編集.「窯変天目」もご存知なかったらしい.なんだ,このルビは.素人に突っ込まれるぐらいなら中野美代子ぐらい読んどけ.っつ〜か,「窯変天目」の意味を知らんでも,次の台詞でちゃんと侑平が「ヨウヘン」と言ってるじゃないか.ルビがおかしいことぐらい気付けよ.ちゃんと給料分の仕事しろ.
「(前略) どうもキララ=クララは我々が図らずも生み出してしまった
窯変天目 かも知れないな」「は? ヨウヘン……何ですか」
[ 竹本健治『キララ、探偵す。』, p. 134. より ]
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