ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2009年9月14日月曜日

Lush 7 連発と Powerbook DVD ドライヴ気絶事件

Lush 7 連発

4AD - LushLUSH Remembered - Light from a Dead Star

何故か唐突に lush が聴きたくなって,全部引っ張り出して来た.全部っつったって,手持ちはフル・サイズ (*) が 3 枚に,いわゆるマキシ・シングルが 4 枚だから,トータルで 3.6 時間しかない.

  • lush "Scar", 4AD JAD911CD, 1989
  • lush "Gala", 4AD reprise 9 25463-2, 1990 *
  • lush "Spooky", 4AD reprise 9 26798-2, 1992 *
  • lush "superblast! [remix]", 日本コロムビア COCY-5185, 1992
  • lush "hypocrite", 4AD bad4008CD, 1994
  • lush "desire lines", 4AD bad4010CD, 1994
  • lush "split", 4AD reprise 9 45578-2, 1994 *

Lush Discography at Discogs.しかし↑は見事にシングルが 4AD,アルバムが reprise に別れとるな (笑).

"Scar" がデビュー時のミニ・アルバム. "Gala" は "Sweetness and Light" (BAD0013, 1-3), "mad love ep" (BAD0003, 4-7), "Scar" (8-13) に加えて,コクトー・ツィンズのロビン・ガスリーのプロディースによる ABBA のカバー "Hey Hey Helen" と "Scarlet" 再録を収めたコンピ盤.この "Scarlet" 再録がオリジナルよりテンポが遅くなり,低域楽器を思いっきり削って浮遊感を出した傑作.う〜ん,オリジナルの綺羅綺羅しさも捨て難いな.続く "Spooky" がファースト・アルバム.国内盤の "superblast!" は来日記念盤.続く "hypocrite" と "desire lines" の 2 枚のシングルを収めたセカンド・アルバムが "split" という順序になる. 1 曲目の "Light from a Dead Star" (のインスト版) はソダーバーグの『ソラリス』の予告編に使われた[SOLARIS --- ソラリス ---]そうな.1996 年にサード・ (ラスト・) アルバム "Lovelife" とシングルが出てるんだが,これは買ってない.サードが出た後にドラムスが自殺してバンドは解散.その後もコンピとかベスト盤とか出てるようだ.う〜ん,買っといた方が佳いかな〜.

ケツの 3 枚は購入日時が判ってるんだが,前の 4 枚が判らない.たぶん 1990 〜 93 年の間だろと思うが.しかし,このバンドをどうやって見付けたのかが判らん. nif の過去ログでも漁るしかないか.おそらく,最初に買ったのは "Gala" だと思う.いやぁ,このアルバムというかコンピ,いつ聴いてもヤタケていてサイコ〜っす.ヨレたリズム,ぐじゃらけたギターに女の子ファルセットのツイン・ヴォーカル (コーラス).典型的なのが名曲 "Scarlet".透明感とか浮遊感があるにも関わらず,天国的にならずに下世話 (笑).あくまで地上に留まり続けるのが魅力なのではないかと.罰を喰らったかなんかして地上に堕とされた天使が,慣れない地球の暮らしに右往左往してるような,って,いったいどんな (笑).いや〜,なんか佳い意味で可愛いというイメージがあるんだよな.それでいて何か脳髄に染み込んで来るし.加えて,音楽のセンスは抜群.編成は女の子がギター 2 本で野郎がベースとドラムス.ギター・バンドにしてガールズ・バンドの編成に酷似 (笑).でもシャウトなんかしません (笑).叫ばなくても充分に力が入るんすよ, "Spooky" のラスト曲, "monochrome" を聴いてみなはれ.

wikipedia には lush がシューゲイザーのハシリだ They were one of the first bands to attract the "shoegazing" label, later moving towards Britpop. と書かれてて,ちょっとびっくりした.いやぁ,シューゲイザーって Ride のファーストみたいなんを指すんであって,ノイズ掛かってるとはいえ,こちらはもっとポップだと思ってたもんで.

余談だが, "Lush" (Lisp Universal SHell) なる OO 言語があるゲナ. Lush: Lisp Universal SHell

ちなみに, 4AD と言えば,個人的には Cocteau Twins と Dead Can Dance だな.キーワードはゴシックとデカダンと耽美. Felt に Elizabeth Fraser が客演して録音した名曲 "Primitive Painters" が収められた "Ignite the Seven Cannons" は Cherry Red だったか. Miranda Sex Garden は……, Mute でした.お, Slapp Happy の "Blue Flower" ("Sort of" 所収) をカバーした Pale Saints も 4AD でしたか.手元には国内盤のファースト "the comforts of madness" とセカンド "in ribbons" があるんだが,セカンドにボーナス・トラックとして収録.帯には日本盤のみと記載されているが,これはアメリカ盤も同様.そして,このセカンドから参加してる Meriel Barham はこっちに来る前は lush のヴォーカルだったそうな (笑).

Powerbook DVD ドライヴ気絶事件

上記 7 枚を iTunes に取り込んだ直後, Jacqueline が DVD ドライヴを認識しなくなった. CD を入れても吸い込んでくれん.再起動掛けてもダメ.システム・プロフィール開くと,ディスク作成で「装置が見付かりません」とか.やべ〜. AHT 掛けようと思ったが,その DVD をロードする手がないのじゃ (笑).

う〜んと困ったが,ダメ元で再起動ではなくてシステム終了して電源を落とし,外部機器を全部外し,しばらく (15sec) してから起動を掛けてみる. root でログインしてシステム・プロフィールを見ると……,お〜,今度は見付かったぞ.試しにディスクを入れると,ちゃんとロードする.やれやれ.しかし,何だったんだろな.

さらに 6 発 not lush

っつ〜わけでドライヴが生き返ったんで.

  • France Gall "Débranche!", ワーナーミュージック・ジャパン WPCR-2305, 1984, 1998
  • France Gall "Babacar", ワーナーミュージック・ジャパン WPCR-2306, 1987, 1998
  • Keith Tippett "Blueprint", BMG ビクター disk union ARCH-001, 1972, 1995
  • The Lonely Bears "The Lonely Bears", nato Vogue VG651 600 367, 1991
  • Pale Saints "the comforts of madness", 日本コロムビア COCY-6212, 1990
  • Pale Saints "in ribbons", 日本コロムビア COCY-9781, 1992

トランプ・ギャルじゃなくてフランス・ギャルの 2 枚でベースを弾いてるのは,誰あろう Jannick Top その人.そういや,フランソワーズ・アルディの『ジン・トニック』のベースはパガノッティだったっけか,トップだったっけ? 寂しい熊さんはフランス盤.ジャケというかブックレット表紙が違う.キース・ティペットの『青写真』,なんかピアノが歪んでね?

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