ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2006年5月23日火曜日

蟲師 #22 沖つ宮

  • 蟲師 DVD sp 3 / nice & neat
  • 蟲師 DVD sp 3 (二発目) / 蟲師 DVD sp 3 (三発目) / nice & neat (二発目)

「生きた全部を誰かに上げるくらいなら,母さんのまま死んでしまう方が,まだ佳い」 © イサナ.

あ〜,こりゃ〜,蟲師版『猿の手 (The Monkey's Paw)』だな.

「産み直し」による後天的な可能性の否定,ギンコは「楽土」と言っていたけど,それはたぶん閉鎖的な領域内でという但し書きが付くんだろう.そういった前提条件がないと地獄だとしか思えん*1.とか考えてたら,取り込まれ掛けたあとのイサナはちゃんと判ってるようなんで安心.

イサナは「磯魚」,マナは「真魚」,それらが棲むのが「澪」というわけで,陸上の全生物は海からやって来た機械だなんてところを思い出したが,まぁ,これは関係ないわな (笑).

  • 生殖に依らない子は,果たして「子」と言えるのか?
  • それにあらずか,例の名無しの蟲は月光に弱いらしい.日の光よりさらに弱い月の光でもダメ.やはり「産み直し」によって生まれた「子」はヒトとは言えんのではないか.だって,「闇に蠢くもの」から生まれてくるんだから.

ところで, 公式サイトやる気のなさ は,いったいどうしたんだ.

*1: ラストでギンコ曰く,「その島で,産み直しはこの先も通常的に行われ続けることだろう.死に行くものの慰めに,残されるものの空洞の埋め合わせに.それを望まずに死に行くことは,得難く幸福なことかも知れないから」.

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