k2 から押し付けられた拝借した一冊.
- R.D. ウィングフィールド "夜のフロスト", 芹澤恵 訳, 創元推理文庫, 2001, ISBN4-488-29103-1, (R. D. Wingfield "Night Frost", 1992)
三作目.何か嵩張るなと思ったら 750 ページ超してる.メグレは読んだことないけど,ドーヴァーのシリーズなら八冊位読んだぞ.というわけで,ドーヴァー & マグレガーに相当するフロスト警部 & ギルモア部長刑事のコンビがグラニー・リッパー (連続老女切り裂き犯) を追い掛ける話.犯罪は他にも平行して動いていて,巻頭の登場人物表にはなんと 3 ページ, 44 人.多過ぎです (笑).おまけに悪性の流感が猛威を振るっていて,デントン署員も半分がダウン, 50% の人員で 200% の仕事をこなさにゃいかんという,一時的なデスマーチ状態.よれよれのドーヴァーフロスト警部,お下劣極まりない下ネタを乱発して自らを鼓舞しつつ,着任したばかりのギルモアを右往左往させて頑張るの図.マグレガーやルイスに比べると,ギルモアの鼻っ柱が強いのが特徴か.オモロかったんで前二作も読んでみよう.
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