ヨーロッパ企画. 12 月 4 日, BS2.
Back to the Yesterday! 某大学ヘタレ SF 研の部室に突如出現したタイム・マシーン (!) を巡るスピーディーなドタバタと見せ掛けて,緻密かつ詳細に伏線貼りまくり〜の,綺麗に回収しまくり〜の,しかし甘酸っぱい謎を残し〜ので,えれぇ面白かった.幅優先か深さ優先か知らんけど,隣接行列全要素探索のデモを見ているような感じ.何かそりゃえれぇ判り難い喩えだな.ステートマシンの可視化? 無理に情報科学用語使うなって.
タイム・トラヴェルにも関わらず舞台上での時間は一貫して流れている.起点が変わるのは暗転してからのみ.映画ならその辺は自由自在だけど,舞台という制約に従った結果,かえって新鮮だった.自分自身とのご対面を巧妙に避けているのも含めて.
- ハイテンション・コイズミ:石田剛太
- この三人 (コウモト,ソガ) は大丈夫だと思ってたコグレ.スケッチを残す:酒井善史
- 実はキー・パーソンのシバタ:清水智子
- 学長に講釈を垂れるカメラ部員テルヤ:角田貴志
- ヴィダルサスーンご愛用のジャイアン・ニイミ:諏訪雅
- お持ち帰りぃ〜イシマツ:土佐和成
- 茶髪のロッカー男コウモト.シバタが好き:中川晴樹
- 河童伝説の生みの親ソガ:永野宗典
- 躍動感のない写真を撮るイトウ:西村直子
- 2030 年から来た未来人の田村:本多力
- 作・演出:上田誠
- 福岡イムズホール, 2005
- ヨーロッパ企画第十八回公演
画質は佳くないな〜.カメラが遠いので判別し難く,キャストは間違ってるかも知れん.映画にもなってるそうな. |サマータイムマシンブルース オフィシャルサイト|.
番組頭のトークで,キーボードを叩いて執筆することの是非みたいな話が出て来て驚いた.いまだにあ〜ゆ〜ことを言ってる人がいるんだ.己の生理を他に押し付けるなって.そりゃおれか (笑).あれ,なんだ十数年前の話ですか,「パソコンは演劇を変えるか」.あのね,パソコンが芝居を書くんじゃないよ,あくまで書くのは劇作家でしょ.道具なんぞ何を使ってもエエやん.
来週のチェルフィッチュ『三月の 5 日間』も面白そう.
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