「ヤるのね」 © 夕叢霧香. 「ヤるわ」 © ミレイユ・ブーケ.二人していったい何を「ヤる」というのだ (笑).
雨の墓地より出て雨の墓地に帰る.墓地アニメ.ソルダの,というかオデッサ創設メンバーのアルフレート閣下みたいなアルテナさまの趣味による実地訓練. イタリア社会福祉公社 じゃないので座学等はすでに修了済みと看做されて一切なし.ひたすら実技のみ.霧香がフランス行ってもたいして不自由なく生活できてるのは,そのためですっ.ソルダは即戦力となる経験豊富な中途採用者を募集しております. "solitude by the window" は偽りの日常のテーマっつ〜感じですかね.今回は曲タイトルとマッチしないが,夏水仙未亡人のテーマ的な扱いの "snow" がエエ感じで使われている.とくにラストは秀逸.霧香は薄いブルーのタンクトップとノー・スリーヴ,ダサダサ国旗 T シャツやめたの? あ,ミレイユも第一話と同じサントラ服装 (VICL-60737) だわ.あまり衣装持ちではない (笑).そういや, target って cible とか but とかじゃなくてエエんですか.裏社会って英語が公用語?
バニエ商会若社長の未亡人だと言う触れ込みの夏水仙未亡人は,ミレイユと同じく野に放たれたソルダのノワール候補生 (それとも武装荘園尼僧候補生?) か何かだったんですかね.夏水仙未亡人とミレイユは同じ墓に参っている.正妻と弟子兼愛人ってなとこですか.ミレイユだけを狙って霧香には目もくれんとこからすると,在野からの志願者というか候補者にはそれなりの厳しい選抜試験があるようですな.という風な感じで夏水仙未亡人を騙くらかしてたんだろうけど,実際はこちら二人のノワール候補生が被試験者.だとすると,ミレイユ姐さんの前途は多難が予想される.合格の成否は試験実施側のイタさに同調できるか否かに掛かっている.霧香耳の定位聞き取り能力ってどんだけあんだよ.壁越しならまだエエが,カジノ・ホールの中での耳撃ちって,遮蔽物はないのかよ.隠れてることになってないじゃん.上から襲い掛かる夏水仙未亡人蜘蛛女にミレイユがようやく気付いて反撃する辺りのスロー・モーションの絵は映画的でなかなか.
- part A サブ・タイトル前
- 霧香ナレーション. "les soldats". 0’20".
- 雨の墓地でのミレイユと夏水仙未亡人 "snow". 1’22".タイトル前は音楽が途切れない.
- part A サブ・タイトル後
- カフェテラス〜レストラン〜花屋でベラドンナ・リリー〜今度は晴れの墓地でのミレイユと夏水仙未亡人〜そんまま二人連れ立って噴水のある公園〜夕暮れ〜夜の凱旋門. "solitude by the window".2’10" あるんでけっこう長い.
- 今回は出撃が早い,河釣りに行くみたいな格好でお仕事開始. "salva nos".インスト. 1’44" もあるのにヴォーカルが入らないのは,ミレイユがまんまと罠に引っ掛かるから.
- (※) 階段非常口から回って来た霧香がミレイユ奪還.アップ・テンポのタイトル未詳曲. 0’20".
- (※) 項垂れる夏水仙未亡人〜カジノ・ホールに逃げ込む二人. 第一話 B パートでの霧香の「わたしは誰? わたしはノワール.それ以外は何も判らない」で使われていたタイトル不詳のシンセ曲. 1’30".
- part B
- 霧香の耳撃ち〜デュクス「プラン N°.3 で行く」. "silent pain". 1’06".
- 「ポップコーンをちょうだい」〜夏水仙未亡人蜘蛛女化〜霧香のシャンデリア落とし〜ミレイユに迫る夏水仙未亡人蜘蛛女〜霧香,敵の機関銃を奪って撃ちまくる〜デュクス死亡〜夏水仙未亡人蜘蛛女,ナイフを抜いてミレイユに襲い掛かる〜ミレイユようやく気付いてスロー・モーションで反撃. "salva nos",今度はヴォーカル入り.霧香のポップコーン撃ちに目を剥いているミレイユ (笑).ノン・ストップで 3’50".
- 夏水仙未亡人の死「あなたもわたしにも,名前を刻む墓はないのよ」〜雨の日の反省会〜冒頭と同じ雨の墓地に一人佇むミレイユ〜花束を投げる「それがどうしたっていうの」. "snow". 2’52".ある意味レクィエム的用法ですな.
- 比率
- 15’14" / 20’40" = 73.7% (05’26")*1
デュクスはハゼ漁で経済的自立を獲得するほど頭が切れる男ではなかったようである (笑).エンド・カードの塗り色が戻った.背景を除き,今回は塗りが平坦だったな〜 orz. 3’52", 20’06" と唐突に二回出て来るプリンタ内カメラ視点は『迷宮物件 File538』を思い出して落ち着きません (笑).
*1: ちなみに,監督,作曲家,制作,キャラデザが同じで,内容も同じくバカスカ撃ち合うという『Madlax』の場合, 3’08" の "nowhere" が唸りを上げる第一話は 15’13" / 20’55" = 72.7% となる. A パートは述べ 8 曲で 5’02" と細切れ的な用法が目立つ. 1 曲平均 0’38" である. B パートは述べ 5 曲で 10’11",平均 2’02" となる.均すと 1’10" で,なんとこれは『Noir 第一話』に等しいが,実は傾向も同じで,まだ第 3 話までとはいえ合計 6 パートでいちばん述べ曲数が多く (8 曲) いちばん平均が短い (0’50") のは第 1 話の A パートである.初っ端でいろいろな楽曲を小出しにして印象付けておき,続くパートの長流しでダメを押すという手法が共通しているのが見て取れる.
一方,まったく共通するところのないスタッフによる『Red Garden』の第十一話を観てみると, 9’11" / 19’43" = 46.6% という結果になった.こちらは延べ 12 曲で平均 0’46" である.
0 件のコメント:
コメントを投稿