ホルンの「おっきした」で始まる前奏曲,舞台上ではいきなりエロエロなシーンが始まってびっくりする.獣のように互いの衣服を剥ぎ取って狂おしく求め合う,みたいなそんな感じ (笑).肉食人種はやっぱ喰ってるものが違うな〜,こりゃイヴァノヴィッチのステフ・シリーズかよ.ただし,さすがにオクターヴィアンが絶頂を迎える箇所 (ホルンが四回打ち込む箇所) は真っ暗だった.ってか,百合だし (笑).リアル三次元だけど.しかし,同じ百合でも宝塚と比べるとこちらのエロス含有量は物凄いな.テンポはクライバーに比べるとちょっとだけ遅め.オクターヴィアン,何気に経験豊富なのか (笑).舞台が明るくなると,ちょっとびっくりするんだが,ステージが煤けてる.または現代風.ここはチューリヒじゃないっつ〜の.上つ方の情事という風には見えんな〜,とくに衣装が.このオペラは今観ると時代錯誤な部分が魅力なんであって,変に現代的にしちゃうとこじんまりしちゃって詰まらなくなるですよ.
三人の孤児からオックスの退場まではカット orz.当然テノール歌手のソロもなし.やっぱハイライトはだめ〜ぽネ.あ〜,第二幕はいきなり銀の薔薇からかよ…… orz.森麻季のゾフィは見た目同様にオボコっぽくてとってもエエ感じ.さすがの貫禄のリドル以下,歌手は総じて佳さ気な感じだが,衣装と装置がダメダメだな.とくに衣装は救い難いよ…….『薔薇の騎士』だけはその辺を手を抜くと一気に死んじゃうんだよ orz.
- マルシャリン:アンネ・シュヴァンネヴィルムス
- オックス:クルト・リドル
- オクターヴィアン:アンケ・ヴォンドゥング
- ファーニナル:ハンス・ヨアヒム・ケテルセン
- ゾフィ:森麻季
- フォビオ・ルイージ / ドレスデン国立歌劇場
- ウルリッヒ・ヴェッツホルト / ドレスデン国立歌劇場合唱団
- 美術:クリストフ・シュビーガー
- 衣装:ジェシカ・カーゲ
- 演出:ウヴェ・エリック・ラウフェンベルク
- 2007 年 11 月 23, 25日, NHK ホール
ゼンパーオーパーは 26 年振りの来日だそうだが,今回は『薔薇の騎士』の他に『タンホイザー』と『サロメ』を持って来たそうである.このステージからすると,『サロメ』は観てみたいかも.
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