「九郎さま,わたくしと一緒に参りますか,時の彌果てへ」 © 黒蜜.
わが本山を立ち出でて
錦の浜を打ち眺め なおしおり行く旅衣日も重なれば程もなく 名にのみ聞きし陸奥の 安達が原に着きにけり
OP がデス声.珍しいタイプだ (笑).コーラスはアレだがなかなかカッチョエエやんか.
いきなり近未来の荒廃した都市というか廃墟.猿の惑星? 突っ立ってる黒蜜に飛び回ってる黒マントの義経 (遮那王の方がエエか),行き違う鴉は何者だ.とうわけで,いきなりネタバレである.その後の異形のものたちとの殺陣のシーンからが (おそらく) 時系列の先頭.えと,頼朝に追われる弁慶と義経だが,追ってるのは鎌倉ばかりではないそうだが,ヒトでないものに追われるとは (笑).ところで,真の弁慶と遮那王は五条橋の霊戦で別時空に吹っ飛んだから,この二人は転輪王が再構成したのだな (笑).え〜と,六道を見てしまった女の正体を知ってしまった男.どっちがより悪いんだ (笑).遮那王が奥の間の黒蜜を伺うシーン,監督はダリオ・アルジェントへのオマージュみたいなこと言ってたけど,どうなんすかね.ちょっとサイケ過ぎる気がするけど,けっこう佳い雰囲気.
しかしながら,展開速過ぎるだろっ! この辺り,もっとじっくりやるんかと思ってた.っつ〜か,もう「時の彌果て」へ行くことに決まってしまったら,『お伽草子』東京編になるしかないんじゃないかという危惧が (笑).エドガーはメリーベルほか父と母の疑似家族を失ったときに初めてアランを「時の彌果て」へ誘う.黒蜜が遮那王を見初める理由が今一つ明解ではない.もしかして遮那王でなければならない理由が後の方で明かされたりするんだろか.あと,弁慶が置いてけぼりなんですが.黒蜜は鬼女でも魔女でもなく不死の女.吸血鬼でもあるのかも知れんが,まだ逆さ吊りで血抜き (?) してる屍体を嘗めてる程度しか.黒蜜が不死であることを知っている一派がいて,彼らが頼朝に接近している.彼ら異形のものたちは,もちろんテンプル騎士団である (笑).
ちょっと拍子抜けしたけど,おそらく最後まで観る.
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