「ようこそお出で下されました,我等が盟主」 © 松山鷹志声の仮面の男 (「杉」には見えん).
頭の謡の部分に「前回までのお話」が入るという親切設計.
今宵とどまるこの宿の 主の情け深き夜の 月も差入る閨の
内に間の時のいや果て契り花 (これは後代による新規の挿入)(本来は
真麻苧の糸を繰返し 昔を今になさばや
と続く)
いきなり江戸時代になっててびっくりする (笑).「岡田以蔵」と言えば幕末の土佐藩士「人斬り以蔵」じゃねぇか.でも,その声はまさしく弁慶 (笑).あ〜,もうワープした? あ,「空飛ぶパラソル」.しっかし,以蔵は,民間人じゃなくて,天誅と称して幕府の人間を斬ってたはずだが.その以蔵が迷い込んだ先は黒蜜の家.掌掌.あれ,以蔵=弁慶は黒蜜を覚えてない? あやかしの鼓で目が覚めるなんざ,まるで市川崑の映画みたいだね.すでに黒蜜の掌中にハマった以蔵=弁慶が見たものは,九郎=遮那王=ヨカナーンの首.サロメかよ,お前ぇは.しかも首だけの遮那王=ヨカナーン,喋る (笑).名前という識別子を失った弁慶の「迷いの森」のシーン,まるでターセム監督だよ.ここまで CM 込みで 14 分弱.この後から前回の続きになる.九郎=遮那王が吸血鬼=不老不死となるために黒蜜の首から血を吸うシーンはたいそうエロい.吸血行為は性交なのだな.で,体質が完全に変わり切るには時間が必要なのはアランのときと同様.あちらは無事に変態できたが,九郎=遮那王の場合は不全変態時に (黒蜜の方の) 追っ手に襲われる.っつか,いきなり肩口を斬られる.仮面の男が黒蜜の腹に刀を突き立てて串刺しにしたところで,九郎=遮那王の暗黒復活完成.あっさり五人倒す.仮面の男はどこ行った.仮面の男の首を斬り落としたのは弁慶.ようやく登場かよ.しかし,弁慶の右手の甲には妙な紋様.弁慶,いきなり九郎=遮那王の首を落とす.凄ぇ〜 (笑).あ〜,弁慶,このとき九郎=遮那王の返り血を浴びているぞ.
首を斬り落とされたはずの九郎=遮那王が目覚めてみると……, OP にも出て来た近未来の廃墟だ.わはははは.こりゃ面白ぇわ.初回に引き続き,というか初回よりもテンション高いかも.
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