ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2005年10月30日日曜日

MMM at Squeakers’ Night in 未来パーティ

Squeakers' Night in 未来パーティ

入れ子なしバージョンにしとけば楽だったのかも知れんけど,ついつい欲をカイてしまい,なんとかデモができる状態にまで持って行けたのが当日の 15:00 というテイタラク.いやぁ,生成したサウンドをファイルに書き出したあと,読み込んでみたら鳴らなかったりと,いろいろあった (笑).バージョンも上げて 007 になった.クラス数も 006 の 61 個から 117 個と,ほぼ二倍増し.ステップ数も 89,032*1 となったが,こちらは 14,553 ほど増えた程度.もうへろへろ.やれやれとベッドに寝っ転がっても眠れるはずもなく,ついつい現時点での『エロイカ』最終巻を読んでしまう.その後,クソ重い Eclipse TD 307PA SV を担いでえっちらおっちら会場へ.一時帰国していた大島夫妻や tak さんを含め,まぁいつものメンツなんだが,最後に江渡浩一郎さんが飛び入りで大物 modulobe.com - Modulobe を.検索したら ICC Online | Schedule | 2005年 | 「アート&テクノロジーの過去と未来」展 で,音付きで展示されとるらしい. 12 月頭までらしいから,聴きに行ってみるか.

あと,急ぎとしては何があるんだっけ. NetMorph 最新版イメージにインストールしてテスト以外に何かあったっけ.

お題は以下のとおり.

  1. "Drumming" のサワリ.イントロから周回遅れまで. Mock TRIC at Squeak Night の続報篇.今回は締め太鼓で.
  2. The Play Ground お披露目
    1. 入れ子で sequential sound を鳴らす.その場で素材から組み立てて,各種パラメータをセット,再生中もいじれるんだが,けっきょくループの制御しかしなかったな. The Musical Box - Squeak Musik Nacht でインスペクタからコントロールしていた二つもファイル経由で入れ子に格納して連続的に鳴らす.そちらは二声部なので,他は三声部で重ねる.
    2. "cave" モノラル 4 小節を無限ループで鳴らしつつ,完全マニュアルで合の手というかノイズというかエフェクトというか,ごんごん重ねてぎゃお〜ん,ずだだだ〜,だぱととん,ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ.ネタは例によって英語版 & 日本語版の「serial experiments lain」と「君が望む永遠」 (「君が望む永遠」) で代わり映えせんな〜 (笑)."cave" の無限ループは途中で止めてテンポをキープしたまま再開してみたり,ステレオのファイルをタイミングを合わせて重ねてみたり.ズレるときの方が多いが.最後はアリスの「そうよレイン,あなたはリアル・ワールドには必要ないんだよ」のループを,ハイドンの『告別』よろしく声部を減じて行き,最後の声部が終わったあとで,京都のお寺の鐘を鳴らしたり. mp3 も三つばかり放り込んでいたが,一曲全体を鳴らすのは長過ぎるな.いやぁ〜,でも,やってて楽しいわ (笑).こんなんだったら何時間でも遊べますことよ.

上海フィルム・オーケストラに対抗して (笑) "In C" を和 (打) 楽器で,という話もあったんだが,時間的に無理でした.広島に出向けば全デモが可能かな,南や瞳が飽きなければ (笑).

めたぼうさんからも以前に指摘されたんだが,羽生田さんからもヴィジュアルと連動させんのか,と.あの〜,音に絵は要らない,っつ〜か,絵は音の中にあると思ってるんすが,ダメすか,そうですか.

羽生田さんからはもう一個指摘があって,一本道じゃなくて,複数の経路とか分岐とか.そうなんすよ,今は完全マニュアルでないとできないんで,なんとかしたいっす.そっちの方が出てくる音がおもしろいし.

12 月には こーぼ さんがなんぞ企んでいるらしんだが,時間がないよ〜.

音が出るアプリケイションは,カッチョエエ音を作り出せてナンボ. Steve Reich は "Drumming" 初演の際,演奏の前に解説なんかしたか? してないだろ,たぶん.どうせ技術的にはたいしたことやってないんだし非実用的なんだから,下らんことを喋る暇があったらカッチョエエ音を出すようにせねば. "In C" みたいに演るたんびにパターンが Gong 的不定形に変わるモノじゃなくて,最初からガッチリとズレを計算して組み立てている Magma 的なサウンド構築手法だから,なんも喋らんでも聴くだけで判るはずだよ (たぶん).

  • 20051028 demo Play Ground

「The Play Ground お披露目」で使ったコンストラクション・セット.ファイルに吐き出したら 16MB にもなっちょる.え〜と,この状態遷移図みたいなんで音を鳴らすというアイディアは めたぼうさん から.それってアナログ・シンセの回路図みたいだよねぇという会話から思い付いた.で,何が大事かって「人との対話」だよ (笑).

*1: まぁ 117 個中で流用や移植等を除いた新規書き下ろしクラスは 69 個で 70,604 ステップ.デカいメソッドはイメージやらサウンドやらを埋め込んでるクラス・メソッドなんでインスタンス・メソッドだけだと 5,563 ステップ.メソッド数はクラス・メソッドの方がインスタンス・メソッドよりも少し多いぐらいなんで二倍すれば 11,000 ぐらいか. 7 月から始めたんで,この程度だと上等な方かな? お仕事の方でも,猿人を見てみると,新規書き下ろしクラスは 53 個程度 (それ以外は 45 クラス) だけど,インスタンス・メソッドのステップ数は 5,061 で,クラス・メソッド数はインスタンス側の 1/3 だから 1.3 倍すると 6,500 程度.こっちは五ヶ月間の成果.ウェブ・アプリのクラス数はたいしたことないし, NetMorph 版のも,まぁ,猿人の古いのと同じなんで除外すると,二つ合わせて 17,500 ステップという勘定になる.最大五ヶ月間でこれがどういうことかというと,いろんな意味で吟味が足りないということになりそう…… orz.書きゃエエってもんじゃない.最近ペースが落ちて来た気がするけど,そりゃ当たり前で,爆発的に増えるのは立ち上がり時だしな.ちなみに,猿人も MMM も st ファイル・ベースのインストーラがあるんだけど, MMM は全体を展開した状態で 4MB, zip で固めても 1MB ある.これ以外にも MMM には inu のエクセレントな 音標本 を使わせていただいていて,ちょっと手を加えているけど,これが 50MB ほど.和楽器パーカッションだけでもその半分.イメージも 70MB 超してるし, The Play Ground は外部の音ファイルで遊ぶためのものだから,それも必要. Eclipse がデケェと文句言えんわ (笑).

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