- アンドリュー・ヴァクス "ブロッサム", 佐々田雅子 訳, ハヤカワ文庫, 1996, ISBN4-15-079605-X, (Andrew H. Vachss "Blossom", 1990)
エディ・マーフィの映画で『星の王子ニューヨークへ行く』というのがあったが,そのデンで行けば,『探偵バーク,インディアナはメリルヴィルへ往く』.いつものファミリーは 80 ページを過ぎた辺りからは出て来ない.あとの方になってプロフが出張ってくるが.昔のムショ仲間ヴァージル (今はカタギ) のトラブルをさっくり解決したあとは,例によってバーク的な連続狙撃事件を追う.今回のヒロイン,ブロッサムは母親は売笑婦で軍人兼医者のたまご.今までのヒロインとは違ったタイプで珍しい.
シカゴに銃の買い付けにやってきたバーク一行,とあるブルーズ・バーを訪れる.そこで演奏しているのはピアノのヴァージルのほかに,ヴォーカル,スライド・ギター,ドラムス,ヴァイオリン,マウス・ハープという編成.音楽の描写はけっこうイケる.
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