「(ブーケ家の「処刑」を実行した者の) 本当の名前はわたしも知らない.だが,その者は今,ある名前で呼ばれています. (52 秒間引っ張って) そう,夕叢霧香と」 © クロエ.
ブーケ家とソルダに関する事情はクロエの言葉から明らかになった.証拠は何もないのだが,ミレイユは霧香の反応から事実だと認めたもよう.白黒灰と遷移の激しい今の霧香の言動を信用して佳いのかどうかははなはだ疑問だが (笑).
これにてコンビは解消.ミレイユは考えをまとめるために逐電.水面下に潜る.クロエは「荘園」に戻って霧香の帰りを待つ.これも表舞台からは姿を消す.となると,話を動かすのはふらふらしている霧香だけということになる.今の霧香が目指すのはノンサンスの世界であるから,後を追うわれわれも華麗なる恣意性の乱舞する世界に突入する心構えをしておかねばならない.
- part A サブ・タイトル前
- part A サブ・タイトル後
- 倒れている霧香〜駆け寄るミレイユ〜撃たれようが死なないことを確認〜クロエのノンサンス言語〜しつこくブーケ家「処刑」の回想〜息を吹き返しつつある霧香〜しつこく「処刑」の様子の実況 (これは誰が見ている?) 〜ブーケ家「処刑」の実行者は,と引っ張るクロエ. "chloe". 2’29".
- まだまだ続く「処刑」の回想.この直後にクロエが「処刑」は霧香が実行したと告げる. "melodie".最後の一音がない. 0’35".
- 勝ち誇ったような表情で,物証はないがわたしが「見ていた」から真実だとクロエ. "melodie",これも途中で止まる. 0’17".
- 息を吹き返した霧香,処刑の実行者であることを否定せず〜これが次段階最初の試練だ無事乗り越えよと祈りを奉げるアルテナさま〜クロエが霧香とミレイユの出生に関して少し漏らす「誕生のときにソルダの司祭長の祝福を受けた嬰児.その中から選ばれた者が試練を経てワールと認められる.コルシカの娘ミレイユ・ブーケ,あなたも祝福を受けた一人なのです[実はミレイユは「祝福」だけでなく「選別」もされているのだが,クロエがそれを告げないのは故意か. 第十七話 で「あなただってソルダの子に違いないのだから」で告げているから端折ったか.]」〜ブーケ家「処刑」が実行されたのはミレイユをソルダに引き渡さなかったから〜霧香遁走〜霧香探しに駆け出すミレイユ〜雨が降り出す〜一人残ったクロエ,もう霧香は大丈夫 (帰巣本能に目覚めた) だろうから「荘園」で待つと視聴者に告げる. "salva nos II". 2’43".
- part B
- しつこくパリの騎士たちとやらの残留組〜雨の中,必死に霧香を探しまわるミレイユ〜自失したまま彷徨う霧香〜黒化する. "indio".イントロの鐘はオミットされて約 30 秒後から. 1’43".
- なぜか手ぶらの霧香ばかりを襲うパリの騎士たちとやら[前回,ソルダ評議会員の一人が「荘園に入られたら手出しはできない」とか言ってる.世界を覆っているという触れ込みのソルダなら『地獄の黙示録』の結末みたいに「荘園」を爆撃してしまえば済むと思うんだが,ま,それはエエ.]〜探しまわるミレイユ〜本能的に,手ぶら→鶴嘴→長剣→銃と手持ちの武器をスケール・アップさせる霧香〜黒霧香としてナレーションを朗読するが,内容はアルテナさま=クロエのそれである「其は古よりの運命の名.死を司る二人の処女.黒き御霊は迷児を,劫火の淵に誘ひ給ふ」〜霧香を探していたミレイユと出逢う. ここで使われていたのか, "killing". 2’31".
- 睨み合う霧香とミレイユ.再度白化した霧香の方は PS 版岩倉玲音みたいな顔になっている〜しつこく続く「処刑」の回想〜 第一話 最後の「約束」の履行を迫る霧香〜思わず再発 DVD 箱 CM にも使われていた,赤い夕陽を背負った霧香[この絵である. .この手前にミレイユが霧香の方を向いて立っている.確かに印象的なシーンであることは否めない.]を思い出してしまうミレイユ,撃てない. "melodie". 1’56".
- 履行は次回逢ったときまで棚上げだと宣言して去るミレイユ.振り返らない〜崩れ落ちる霧香〜一定時間経過後に再度黒化する霧香〜自分のナレーション「其は古よりの運命の名.死を司る二人の処女.黒き御手は嬰児の,安らかなるを護り給ふ」を黒的に朗読.ようやく動作が安定しましたか. "melody - salva nos ver.". 1’18".
- 比率
- 15’32" / 20’40" = 75.2% (05’08").
"melodie" の多用が目立つ.とりあえず封印は解かれたわけですな.あとは初登場の "killing",放映時にも評判になった石川千晶のヴォーカルが映える "indio".音楽の方は後半になっても手を抜かない.後者はもっと長い間流れていたと思っていたが,意外と短かった.
- 「常世と現し世の狭間 聖地の番人 私たちは,ソルダ 旅路の果て」.とりあえず黒霧香で動作安定したらしく,遅滞なく入山へ赴く.
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