今年最後のアーティクルかな.ふと[秋葉タワーは 7F にある.「ふと」上がるようなもんじゃねぇだろ.]上がったタワーで見付けてしまった.三秒考えて, Lua 本と Squeak 本は来月以降に回すことにした orz.石丸も覗いてみたけど,売り切れで舞い戻るハメになる.学生時代に読んだ中島健蔵『証言・現代音楽の歩み』の影響,未だ冷めることなし (笑).
2007/12/30 の収穫:聴物篇
- 三善晃 "レクィエム", 田原富子, 北原篁山, 高畑美登子, 百瀬和紀, 堅田喜三久, 田中信昭 / 東混, 外山雄三 / 日フィル, 日本プロ合唱団連合 (田中信昭, 増田順平), ビクターエンタテインメント VZCC-1007, 2007.
長らく廃盤だった 1977 年 3 月 10 日ライヴの外山版『レクィエム』 (ビクター SJX-1085) が,とうとう CD 復刻なる.発売元は 日本伝統文化振興財団.収録曲は以下のとおり.
- "レクィエム", 外山雄三 / 日フィル, 日本プロ合唱団連合 (田中信昭, 増田順平), Mar 10, 1977
- "変化嘆詠", 北原篁山, 高畑美登子, 百瀬和紀, 堅田喜三久, 田中信昭 / 東混, Feb 19, 1976
- "四季に", 田中信昭 / 東混, Jun 30, 1970
- "ピアノ・ソナタ", 田原富子, Jun 27-8, 1989
アナログで c/w だった名曲『変化嘆詠』は幸いなことに 1998 年にリリースされた「現代合唱曲選集 2」 (ビクター VICG-60156)[今気付いたが,現代合唱曲選集 2, ビクター VICG-60156, 1998,野田暉行が折口信夫の同書に取材した『死者の書』も収められていた.読んでから聴くと……エエ曲やんか〜 (笑).] に収められていた.外山版『レクィエム』 CD 化に際し,田中信昭 / 東混の『四季に』と田原富子のソロでピアノ・ソナタを追加.前者は初 CD 化.外山版の収録ライナーのうち作曲者のペンになる『狐の墜つるところ』は後述の尾高版に含まれているものと同じタイトル.
この曲には 1985 年 7 月 14 日の尾高版ライヴ (N響) もあって,これもビクターから『声とオーケストラのための三部作』 VDC-1049 としてリリースされていた.『レクィエム』のほかに『詩篇』と『響紋』を収める.最初に買った CD がこの一枚なんだが,この歴史的名盤もそろそろリリースされて二十年以上経ちます.劣化が心配なんで再制作してくれませんか.しかし,手持ちの三善音源って,『深層の祭』を除き,なんでまた全部が全部ビクター絡みなの? (笑)
それではみなさま,佳いお年を.
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