「お目付役ってわけだ」 © 瀬名ロビン.希望として生き抜きます宣言.亜門がいっしょにいるから,自ら「この生命を絶」つ必要はなくなったわけだ.
最終回. OP / ED ともになし.
- アクセサリてんこ盛りの堂島端末からの連絡が途絶→ソロモン本部の襲撃開始シグナル.
- 襲撃が重火器装備の連絡に,財前,研究員の退避を急がせる.解析済みの藤堂データをすぐに回せ.
- 主任研究員「あの被験者ですが,オルボの抽出に対しては陰性と出ました」,財前「消去したまえ」.烏丸のことか? 研究員の進言で「消去」は免れる.
- STNJ のメンバーは三手に別れる.マイケルと榊が経路の確保,エレベーターで地上へ上がる堂島と凪羅,地下に残るロビンと亜門という組み合わせ.
- マイケルの折り畳みキーボード.カーソル,ファンクション・キーまで装備.キー配列は JIS 変態.モバイラーにも使えるか (笑).ってか,単なるキーボードじゃなくて端末本体付きか〜.
- 財前,勾留した烏丸の説得工作.「創られた強者が弱者を跪かせるような世界を,君は許すことが出来るのか?」.あれ,財前はこの時点でロビンが Designer's Witch であることを知ってるのか!
- 地上に出たエレベータ,ドアが開いたとたんに銃弾雨あられ.溶白した世界に飛び出す堂島と凪羅.
- 財前のオフィスにロビンと亜門.出迎える財前.
- 烏丸も飛び込んで来る.財前,解析済みのデータ全容 (後述) を明かす.財前が初めて聞く部分も含まれている.
- 収容された capsuled Witch の一斉暴走.ロビンの存在に反応したらしいが,最終回のお約束.
- 逆上した財前,最高純度のオルボ銃でロビンを撃とうとするが,「オルボの副作用」.オルボは捕獲したウィッチから抽出された人工因子.誰もが口に出来なったことをロビンが明言する.「わたしたちから造ったオルボで Witch を倒す.許さない」.財前,それでも撃つが効かない.エレベーターで逃げる財前.それを追う橙炎.
- Sympathy for the Witch.
- 烏丸は救い出した.財前はおそらく死んだ.だが,ハントされた Witch たちは? カプセル群に橙炎.
- ファクトリー倒壊.台詞も SE もなく BGM のみ.それに藤堂の 最後の言葉 が被さる.ジュリアーノ神父,無言で見守っている.
- 堂島 (ワーム) からソロモン本部 (チャーリー) に突入計画の一時中断要請.
- 警察庁から小坂署長.「至急 STNJ メンバーの救出を」.
- 画面上では亜門とロビンを除き全員無事.
- 亜門とロビンに関しては口を噤む烏丸.堂島,「二人はこの施設とともに.そういうことよね」.
- ED. STNJ 復活.以前と同じようなハントの日々に戻る.マイケル,榊,烏丸.それに服部.管理官は小坂.堂島はいない.ハンターは二人だけ?
- 凪羅法律事務所で花村「それで? あの不良娘,いつになったら帰って来るんですか.人一人更生できなくて何が弁護士ですか.早く連れ戻してください」.
- 新しく赴任して来るハンター.守衛さん「すてきな出逢い.ラッキー・カラー,黒」.止まるタクシー.降りて来るゴス服.第一話 A パートにほぼ同じ.[第一話 と 第二十六話 の比較画像.どう見ても同じだ (笑).]
セカイは変わったか? (おそらくは佳い方へ向けて) ほんの少し変わった.明確には描かれていないが,まずオルボの使用・製造は中止されただろう.他には? 署長が管理官になったということは, STN の任務が Witch の犯罪取り締まりになったということかな.つまり,覚醒しただけでハントされることはなくなった,とか.
十五年前に藤堂が財前に残した言葉
抹殺せねばならない.究極の Witch ×××.
1)
財前,あるいは誰かがこのメッセージを聞くとき,わたしは生きていないであろう.だが,わたしの研究を闇に葬るわけにはいかない.
ソロモンの研究員に過ぎないわたしが行ったこと,ゲノム×××,完全な Witch を××わたしはこの計画を Witch の王の名をもじり[詳細は不明.アナグラムでもなさそうだ. Robin Goodfellow は妖精王 (King of Shadows and Fairies) Oberon の息子だしな〜.], Robin Project と名付けた.周りの人間は,この計画を悪魔の子計画と嗤い,机上の空論と決め付けて相手にしなかった.わたしも彼女に出逢わなければ,計画を実行に移すことはなかっただろう.本来であれば,ソロモンが全ての研究を中断した時点で気付くべきだった.だが,わたしは研究に対しあまりにも無垢であり過ぎた.結果はソロモンの理念から大きく外れたものとなって行ったのだ.計画は幸い気付かれることなく最終段階を迎えた.その存在はソロモンにとって認めることの出来ないものとなるであろう.だが,彼女の父だけは欺くことが出来なかった.ジュリアーノ・コレグィ,彼は×××.
2) ここから先は財前も初めて聞く.
ソロモンにとって Robin Project の成功は,文字どおり悪魔の復活を意味する.彼女の存在は消し去らねばならない過去そのものなのだ.
太古の時代,人類は神と呼ばれる新人類に支配されていた.特別な力を持った種,すなわち Witch は,われわれにとって神に他ならなかった.しかし,三千年ほど前に生まれた一人の神[もしかしてソロモン王 (Solomon, Šəlomo or Šlomo, Šəlōmōh, Sulayman, c. 1000 BC - 931 BC) だろうか?]に起きた突然の遺伝子変異が,彼ら,そしてわれわれ人類の運命を変えてしまった.変異によって自らの遺伝子要素を子孫に引き継ぐ力を失った神は,人類の後継者としての地位を失った.権力を手に入れた人類は,神の復活を怖れ,彼らを人類に不要な力を持つ種,悪魔,魔女と位置付け,弾圧し,管理し続けた.それがソロモンの実態.研究は異端の烙印を捺され,ソロモンはその全てを破棄した.
3) 財前,データの消去を指示するが.烏丸が消去を制止して再生を続けさせる.登場人物の台詞が被さるので聞き取るのは困難.
わたしは本来の力,種を受け継ぐ力を持った Witch を創ろうと×××.わたしは×××.身体の弱かったマリアは,染色体異常によってあと数年の命と×××.しかし,その異常な染色体こそが神の×××に必要なもの×××.×××救うことは出来ない.彼女の中から新しい生命,それも未来を変えるかも知れない子どもが生まれて来るのだ.わたしの頭の中はこの魅力的な×××だった.×××その存在を抹殺しようとするに違いない.その力, Witch たちが再び種を引き継ぐ力を持つことを.あの子が Witch のイヴとなることを怖れ,自らの脅威と考え×××.わたしが行ったこと×××.
#マリアは言った.自分の中にある秘められた力によって未来を変えることが出来るのなら,それをこの子に授けたい.最後の賭けとして,生まれて来る子をジュリアーノに託すことにする.彼はマリアの子を殺すことができるだろうか.彼女が生き延びる僅かな可能性に賭けることにする.だが,彼はわたしを許さないだろう.永遠に.
3) の最後のパラグラフは.ファクトリー崩壊時にも語られる.
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