ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2007年12月17日月曜日

ef – a tale of memories. #11 ever forever

  • ef - a tale of memories. DVD 1 (long version)
  • ひぐらしのく頃に 実写版

「あの学校では,この鍵を誰かが誰かに渡して行く風習があったんだそうです」 © 新藤千尋.え,『六番目の小夜子』?

音羽駅.そして誰もいなくなった.じゃ,ないのか (笑).千尋,とうとう完成.陥穽? 今回は全編が千尋ー麻生篇.会話のない千尋の小説は私小説だった.まぁ,少なくとも作者にとっては,作中の神様が作者の行為と重なるという意味でのリアリズム小説.最後に自分を「ゴミ」と看做した神様は,崖から身を投げて自らを消すわけだが,はてさて,それで終わりかと言えば,もちろんそんなことはない.自分とともに処女作の記憶さえなくなってしまうわけだよな,とか考えて行けば,これはもう輪廻の蛇.千尋が小説を書くのは (書き上げるのは) 何回目だろうな.曰く「日記を読み返したので知ってはいます.でも,覚えてはいません」.その日記さえ破棄してしまえば証拠隠滅.

この感じって何? ディスクが飛んで初期化. RD で言うところの「記録に問題があり,再生以外はできません」.これはもちろん再甦の意味.

せめて,屋根と壁のあるところでヤれよ.

千尋の小説

女の子は世界に一人.だから彼女は神様だった[何故か過去形になってる.]

以上,麻生の読み上げ.

不思議なことが起こった.絵の中の二人が動き出していた.神様はじっと絵の中を覗き込んだ.絵の中の二人は楽しそうに笑い合っていた.しかし,絵がぼやけていた.世界そのものが歪んでいた.どうしてだろう,と女の子は思った.

女の子に不思議な感情が芽生えた.その感情は形容することができなかった.何故あれほどはっきりとしていた絵が見えなくなってしまったのか.絵の中の二人は笑い合っていた.それだけを感じる.彼女は画を描き直した.何度も何度も描き直した.しかし,ことごとく同じ結果となった.女の子は佳く判らなくなった.何もかもが佳く判らなくなった.

女の子は世界に一人.だから彼女は神様だ.神様は世界をもっとずっと綺麗にしようと思った.彼女はすべての絵を燃やした.彼女は城を燃やした.彼女は自分の思い出も燃やし尽くした.

「最後ニ カミサマハ 世界ニヒトツ 残ッタゴミヲ—— 崖カラ 捨テタ——」

以上,千尋の読み上げ.

アイ・キャッチ

Something mysterious happened. It was the day after she repainted all of her paintings,   hundreds in numbers. The two in those paintings had moved. But it did not startle the girl, because she had no idea of asking herself whether it was abnormal or not. From the beginning, she was trying to make *humans. *Did it work? The god looked inside the miniature garden. She looked closely at the paintings.

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