「わたしには人の純潔を守る義務がある」 © 財前琢磨.
Witch-hunt とは何ぞ哉.
- 凪羅の手品.
- 凪羅がロビンに合わせた神乃崎智和,瞳夫妻.研究者とかかと思ったけど.そうじゃないみたい.一人娘のアヤが三年前に Wtich として狩られている.神乃崎家はシードが住む家として監視下にある.智和自身にも能力の発現が見られる.最期が近い.
- 凪羅への携帯メール,着信音は突撃ラッパ.宛先「しゅんぴょん」,差出人平岡モモってのはいつもの情報屋なんでエエが,問題は時間. 2052 年 2 月 3 日になってる.時間が巻き戻されている!→第十六話 参照.
- メトセラの魔女のパシリをやっていた男.ラザロ.
- 亜門の夢.列車でいきなり隣に現われた亜門が炎に包まれる.
- ロビン「彼女のところ? 会いたい/(^o^)/って人」,まさか人名だと勘違いしとらんよな.
- アヤをロビンに重ね合わせる瞳.ロビン,智和の制止を聞かずに神乃崎邸に出入りする.
- ファクトリーの研究所 (?) で新オルボ開発を急ぐ財前.実戦データ収集を許可する.曰く,「進化したオルボ」ではハントに Witch たちの力を借りる必要もなくなる.
- ラザロを追う凪羅.ラザロはすでに餓死.銃弾.亜門だそうだ.
- 瞳子を見舞う財前.財前「ヤツ (亜門) は我々とは違う」,瞳子「彼は人間です」.亜門も少なくともシードらしいが,どんな能力かは…….も,もしかしてプレコグ?
- 神乃崎家最後の訪問でロビンが置き忘れたのはグラス.取りに戻ってみたら,すでに捕獲大乱闘のあと.室内無人騒然タリ.強制捕獲しようとしなければ,智和も,おそらくアヤもまだ人畜無害だったろうに.
- 凪羅へのロビンの告白.「わたしはソロモン本部からクラフトの奥義を回収するために日本に送り込まれた. STNJ のハンターとしての仕事は,その任務のカモフラージュ.奥義を回収して本部からの使者に預け,わたしの任務は終了する.今度もそのはずだった.でも,今回はそうならなかった.奥義が欲しいならわたしから受け取ればいいだけ.わたしはただ回収する任務を得ていただけ.奥義の中身に付いて知る権利はない」.ロビン,奥義を凪羅へ預ける.「この力を今のわたしじゃきっと抑えられない」.
財前の排他的純血至上主義が明確になる重要な回.純血種は揺らぎに弱いんだけどな.ってか,雑種あっての純血種だろうに.これに対してロビンの「Witch 権 / Witch として生きる」が確立しつつある.一方のソロモンは言うと.う〜ん,何考えてんでしょうね.なんかロビンのハントを制止してる勢力があるんかな〜.もっと明確な証拠がいる?
ロビンは「今度もそのはずだった」と言ってる.過去にもこういう二重スパイのようなことをやってたわけだ.ロビンの謎的雰囲気は砂漠のイメージが醸し出すものか (笑).
STNJ のスパイ含有率は実に六割.まぁ,後で判るんだが,全員が上層部から送り込まれた人員なので, STNJ の人事部責任者の首が飛ぶことはないだろう (笑).
次回予告
Three hundred and twenty years have passed since the coven sank in the dark. The visitor of death. The nightmare of the sacred goblet. Lost hopes.The silent hunter chuckles at her last from within the darkness.
コヴェンが闇に沈みし時より三百と二十の年.死の訪人.聖杯の悪夢.奪われた望み.静かなる狩人は,深き闇に身を潜め果敢なき末期を笑う.
「静かなる狩人」を "her" で受けるって…… このハンターは女なのか.でロビンは狩る方,狩られる方,どっち? ロビンが狩られる方なら,このハンターは運命の女神なのかもね.
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