「そういう風にモノの境界が揺れる.だから,世界の被膜が薄くなる.薄くなるから本来別の領域にあるはずのものが,わたしたちの世界に顔を出す」 © 鈴木平五郎.いかにも「すべてがわたしになる」的な言葉だが,「それは目眩ましだ.深入りするな」とわたしのゴーストが囁く.ど〜なまや〜.
田菜地区に異変増大.
- 観音池の近くに「湧きマ」.湧き水の出るところという意味.「ま」はどういう字を書くんか知らんが,「蒔」だとエエな (笑).
- 電波障害.黒点異変か,チャフか (笑).
- っつか怪電波?
平五郎さん曰く,田菜はもともと被膜が薄い場所だったんだそうだ.そういう場所は通常「世界の臍」と呼ばれる.月読天文台はその観測所,平五郎さんは所長というわけですな.
- 猫ヶ辻.とりあえず拾っとく.
- ひかくん,物質透過能力があるらしい.少なくとも車のフロント・ガラス程度は通り抜けられるようだ.須河原のミニに突っ込んできて,帽子飛ばして抜けてった.
- イタ度数さらに上昇中の潮音,ひかくんと遭遇.タルトの目に反射しているひかくんの姿は潮音の目には映っていないようで,単なる光の点.たぶんそれがちゃんと見えてるのは (下へ続く)
平五郎さんによれば,「わっくん」に取り憑かれている歩はあちらの世界のものと関わってしまったらしい.ところで,ひかくんの姿がちゃんと見えているのは,美玖と歩だけらしいが,この二人の共通点といえば?
亮介が見事に明かしてくれた.当時のポンチョ着てゴム長履いた歩が頭屋の森の禁を犯そうとしていたのを力ずくで止めたのがちび亮介.「逢沢,あんとき,何であんなに必死だったんだ?」 © 阪倉亮介.
そりゃ〜,呼ばれていたからだろうな.美玖も「二年前 (小二の頃) に神隠しに逢ってる.発見されたのは頭屋の森」.というわけで,キーワードは「頭屋の森」.頭屋の森が出入り口なんだろね.
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