ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2005年6月17日金曜日

ふたつのスピカ #20 明日を見つめて

「わたしを探してくれている人がいる.たったそれだけのことが,こんなにうれしいなんて」 © 宇喜多万里香.まぁ,ちびアスミの「初めて名前で呼んでくれたね」とかライオンさんの「出逢うもの全てが星だ」とか印象的な台詞が多かったが,コレを採用.

ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』並みの無理矢理の最終回 (笑).まぁ,あっちは全 39 話のところを 26 話でブチ切られてしまったんだが,こちらはまがりなりにも情緒面だけは最終回の雰囲気.なぜか幼少期の姿でアスミと万里香の元に集まる圭ちゃん,ふっち〜,秋の五人,それぞれの夢を語る場面は,まぁいわば地上に舞い戻って来て牛乳瓶を抱えて走り出すジョバンニの姿とダブるのもやむを得まい.よって,鈴成先生を除けば初めてアスミ以外の人物の前に姿を現したライオンさん=ブルカニロ博士も,お役御免といった感じで無事成仏されました.ミニ・サイズのハーモニカを残して.画面には出て来ないんだけど,空には「ここよりはじまる (Nun Komenciĝas)」ってのが大写しになっているに違いない.

でもけっきょく「万里香」,「マリカ」,「まりか」の謎は不可解なまま.万里香自身は「もう一人の自分」という言葉で,本人としては納得してる (というか,その現実を受け入れざるを得ない) っぽいんだが,それでエエんかぃ!

次回予告に相当する部分, C パートみたいに作ってあって,河岸でのんべんだらりと五人.アスミがハーモニカを吹いてるが途中でコケてみなが笑い転げる.ここ,ジョバンニはジョバンニのまま連続的に変化する (一足飛びには変わらない) みたいな感じを与えてくれて,妙に安心する (笑).

avant は最終回だけの特別バージョン,「星のお墓参り」.

原作は二巻まで読んで後は封印していたが,ようやく残りが読める〜.

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