ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2005年6月2日木曜日

フタコイ オルタナティブ #08 サはさよならのサ

  • フタコイ alt. 4PS2 恋と少女とマシンガン (一発目)
  • フタコイ alt. 4PS2 恋と少女とマシンガン (二発目) / フタコイ alt. OP CDS / FLCL Music DVD
  • Lycèe

「何だったんだよ,此処は.お前らにとって,おれは何だったんだ」 © 双葉恋太郎.二匹の拾われた犬に拾われた犬だ.其処は塒だよ.

まるでブラッドベリみたいなタイトルだが,一気に御伽噺化してしまった.白鐘姉妹の保護者である三ツ木公彦氏の登場.財閥エリート系で,よう判らんので当てずっぽだが車はポルシェでライターはダンヒル.姉妹は公彦氏の父親の恩人の娘.姉妹の両親が不慮の事故で亡くなったことで,三ツ木家に引き取られる.父親の遺言によって,姉妹が十六歳の誕生日を迎えるまでにどちらかと婚約しないと公彦氏は三ツ木の全権を失う.ということなんだが,この辺,よう判らん.姉妹のいずれもが婚約を拒否した場合,姉妹はどうなるん? 追ん出されるんか.「恩人の娘」だというからにはそれはなかろうという気もするが.散々気を持たせて来た「あたしたちには時間がない」という時限爆弾の意味は,けっきょく佳く判らん (泣).意味は判らんのだが,その結果は,白鐘姉妹が恋太郎の前から姿を消すだけでなく,沙羅と双樹も分裂してしまうという破壊的なものだった.例によって時系列がバラバラで提示されるんで見ている方で再構成しないといけないんだけど,「明日じゃだめか?」という恋太郎の言葉が 第六話 のエンディングの続きということでエエんですかぃの.

というわけで,アトムにまで還元されて解体完了.あとは再構築.ということでエエんか (笑).このままアトムのままで無間地獄ってのもおもしろそうなんだけど,あと 5 話あるからには,なんらかの意味的な再構成作業が入るんだろうな〜.

彼女たちに感性の主権を返すのは誰だろうか.彼女たち自身にも未知である彼女たちの反応のプロセス,ともすると急がしく気まぐれというヴェールに覆われがちな,彼女たちの意志のプロセスを明らかにするものは誰だろうか.それを明らかにするには,鏡の前で長いこと彼女たちを観察しなければなるまい.

  • 杉作のおばちゃんの名前は「みちる」さん.
  • 第 6 話 の霜島さんとは,公彦氏の秘書だった.
  • ED,曲は同じだが,歌詞と絵が違ってる.たぶん,この話のみか,または,白鐘姉妹の不在の間,もしくはアトム化されたままの間はコレということか.

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