「でもね,口に出した言葉だけが真実とは限らない.誰もが気持ちを上手に伝えられる訳じゃないもの.いちばん大切なのは自分の心だよ」 © 柴田かさね.
第 12 話 でライオンさんがちびアスミに語りかける言葉を,かさねがそのまま繰り返す.もしかして常時持ち歩いているらしい『銀河鉄道の夜』って,ブルカニロ博士版かね.それって,まんま,誰もがカンパネルラを探し求めるが「おまへはもうカムパネルラをさがいてもむだだ.みんながそう考へる.けれどもいっしょに行けない.そしてみんながカムパネルラだ.おまへがあふどんなひとでもみんな何べんもおまへといっしょに苹果をたべたり汽車に乗ったりしたのだ」じゃん.あ〜,言葉の内容じゃなくて,「同じ言葉を繰り返す」という行為が,発語する側の精神の同一性というか, deepCopy というか become: されちゃったとか,そういう感じなんだけど.
万里香の謎,なんか判った? けっきょく (未だ姿を現さぬ) 母親の名前も同じ「まりか」と発音するということしか判らんかった.ライオンさんは例の廃屋でいっしょに遊んで一夏を過ごした「昔のちび万里香」と今の万里香が同一人物とするなら答えは一つしかないなんて勝手に納得してるけど (笑).けっきょく,「万里香」と「まりか」と「マリカ」の謎は解け得ぬままか〜 orz.
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