ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2007年10月14日日曜日

電脳コイル #20 カンナとヤサコ

「わたしの古い記憶によると,最初に用意された身体は生命のない空っぽの器だったそうです」 © 小此木優子 as ヤサコ.なに,この無気味な記憶は.って,ヤサコは (後述するヌルの変種のような) 電脳生物なのか?

ハラケンの憑き物落としに四年前の事件の一部解説など,いやはや,凄げぇ濃ゆい回だった.玉子オバちゃん曰く,いちばん古いイリーガルは「C ドメインという未知の空間」からやってきた最初の電脳生物だそうだが,それって『serial experiments lain』の「サイト C」なんでしょ? これが「コイル・ドメイン」 (=「あっちへの入り口」) の略だとは.黒の異人さんたちに囲まれたサヤコとフミエの救出に現われた王子さまは玉子オバちゃんとメガばあ. Megamass サーバのログイン・ウィンドウ, copyright は 2009-2031.え,これって 2026 年の話じゃないの? 玉子オバちゃんの言葉からすると,ハラケンもイマーゴの子どもだそうな.計四体の球ちゃんを加えてサッチー (ポチ) を物理結界に改造.三体が上部に埋め込まれ,残り一体が上部に浮く.ロゴの眼付きも陰険になる.

メガばあと玉子オバちゃんが交代で説明する四年前の事件.都市伝説を調べていたある暗号屋の少女=玉子オバちゃんが,ミチコさんを呼び出すための一つの儀式=暗号手順を導き出した.その実行が成功した結果,ある条件が揃うと電脳体が分離する現象=電脳コイルが連鎖的に発生した.黒い異人さんたちはヌルと呼ばれる最古のイリーガル=コイル・ドメインから来た最初の電脳生物.結果として数人の子どもが意識不明.

玉子オバちゃんの眼を盗んで通路に入り込んだヤサコのガードに回された球ちゃんが異人さんたちに捕まって潰されるシーン,『人狼』の例のシーンを思い出しちったい.

コイル現象,明確な説明はなかったが,おそらく「異人さんたちに連れ去られる現象」のこと.

B パートはヤサコ,イサコ,玉子オバちゃん共闘によるハラケン救出劇.合体ブロック型の 2.0 フォーマッタがステキ.フォーマットのレベル数と合っていないのは不明.ドサクサに紛れて,ではなくて,カンナが成仏したのを確認してから,ハラケンの転送が完了するタイミングを計ったように,ハラケンにコクるヤサコ,意外と冷静というか抜け目がないと言うか.でも,異常な状況下で結ばれた男女は長続きせんじゃろう.司令ポート=プロクシ.物理結界に改造しないサッチーの内部はフォーマット対象外.

1) 猫目の言葉に出て来た「コイル・スノード (?)」. 2) フォーマッタの攻撃を喰らったらしいイサコ,無事ではあるが「おかしい…….何だこの違和感は.誰?」. 3) 猫目に指示を与えているもの.メガマス関係者らしいが,ヤサコの爺っちゃんとの関係や如何. 4) MEGASI やの「mega」はメガマスのメガ?

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