ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2009年10月18日日曜日

2009/10/17 の収穫:小沼純一『ジョン・ケージ著作選』

2009/10/17 の収穫:讀物篇

  • ジョン・ケージ "ジョン・ケージ著作選", 小沼純一 編, 近藤譲, 庄野進, 岩佐鉄男, 伊藤制子, 富山英俊 訳, ちくま学芸文庫, ISBN978-4-480-09202-1, 2009

七篇入り.しかし,文庫でケージの文章が読めるとは (笑).

  1. 音楽愛好家の野外採集の友, 1954, 近藤譲 訳, (近藤譲『音楽の零度 - ジョン・ケージの世界』, 朝日出版社, 1980)
  2. 合衆国に於ける実験音楽の歴史, 1959, 近藤譲 訳, (同上)
  3. 実験的音楽ジョン・ケージ, 1957, 庄野進 訳, (「エピステーメー」4 巻 10 号, 朝日出版社, 1978)
  4. ダニエル・シャルルの 33 の質問に対する 60 の答え 岩佐鉄男 訳, (同上)
  5. インタビュー集 ケージの音楽― 1970 年以降, 伊藤制子 訳, (「ユリイカ」 26 巻 1 号, 青土社, 1994)
  6. われわれはどこで食べているのか? そしてなにを食べているのか? アリソン・ノールズによる主題の三十八の変奏, 1975, 富山英俊 訳, (同上)
  7. 作曲を回顧して, 1981, 岩佐鉄男 訳, (「Musico Today」コンサート・パンフ, 1982)

「33-60 問答」は本来は ジョン・ケージ, ダニエル・シャルル "ジョン・ケージ 小鳥たちのために", 青山マミ 訳, 青土社, 1982, 2006, ISBN4-7917-5082-9, (John Cage, Daniel Charles "John Cage, Pour les oiseaux", 1976) の巻頭に収められていたもの.翻訳ではばっさりカットされていた.「野外採集の友」,「実験音楽の歴史」,「実験的音楽」は, ジョン・ケージ "サイレンス", 柿沼敏江 訳, 水声社, 1996, 2002, ISBN4-89176-339-6, (John Cage "Silence", 1961) に再録されている.ちなみに, 2 の「実験音楽」と 3 の「実験的音楽」はいずれも原文は Experimental Music で同じ.こういうのは統一した方が佳いのではないの?

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