"Time out" リリース 50 周年なんだって.ブルーベックは 1946 年以降ミルズ大学でミヨーに作曲法を学んでいる.スティーヴ・ライヒの先輩になるのか (笑).以前のバーデンバーデンで演った最近の ライヴ も録画してたが,今回はデズモンド,ライト,モレロという黄金時代のモノクロ映像.高校んとき,ダニエル・デファイエと並んで大好きだったポール・デズモンド在籍の頃である.懐かし〜ぃ (笑).この四重奏団,ベースのジーン・ライト以外は全員眼鏡オヤヂである.しかもデビュー当時のエルヴィス・コステロみたいな黒ブチ眼鏡.もっとおとなしめかと思いきや,けっこうガンガン行ってる.ジョー・モレロの推進力だな.なんか全然力んでないけど,やっぱこの人凄いや.それにしても,ポール・デズモンドの丸っこい音[例えば,ビル・エヴァンスのソプラノも.]は色気があるな〜.どの曲もちょっとソロが短過ぎやしませんか (笑).ドイツの方ではブルーベックお得意のコード連打も.なんだけど,ほんまこの人,ピアノ上手いんだか下手なんだか判らない (笑).
- St. Louis Blues
- Koto Song
- Three to Get Ready
- In Your Own Sweet Way
- Take Five (ドラム・ソロあり)
- 1964 年 10 月 10 日, Belgium (テレビ用のスタジオ収録だろうか)
- Take the 'A' Train
- Forty Days (イントロは 4 拍子だが,これも 5 拍子.基本的にワン・コードだった "Take Five" にマイナー系のコード・シーケンスを組み込んだ形で,なかなかの名曲)
- I'm in a Dancing Mood (リズムがころころ変わって,なんかサーカスみたいなアレンジだな)
- Koto Song
- Take Five (ドラム・ソロなし.デズモンドのソロで,なぜかマーラーの第一番第三楽章のフレーズが (笑))
- 1966 年 11 月 6 日, Germany
- Paul Desmond : as
- Gene Wright : bs
- Joe Morello : drms
- Dave Brubeck : pf
ワン・ホーンだけど,なぜかデズモンド,真ん中じゃなくてステージの右端に追いやられている (笑).ベルギーでのピアノは蓋の裏側が塗りつぶされていてメーカー不明.ドイツの方は C. BECH... と見える.ベヒシュタインっすか.元ソースは Jazz Icons: Dave Brubeck DVD らしい.以前のコルトレーンは Jazz Icons: John Coltrane DVD だな. "Forty Days" は 1965 年の "Time In" というアルバムに収められている.
0 件のコメント:
コメントを投稿