「行くな! そっち行くと帰れなくなるから.落ち着け」 © 深山美玖.
歩,足で捜査するの巻.その行く先々で どっしる (?) の透明な姿.
- 稀代秋之:庄屋と頭屋の違いは,その管轄.庄屋が行政なら頭屋は宗教.田菜では兼任されていた.つまりは権力が集中していたわけだ.ますますもって『鴉』っぽい.
- 藤堂麻子:田菜の「神風猫おどり」の起源は昭和末期.村起こしの一環だったらしい.「3 次元」エプロン?
- 阪倉亮介:「判ってんだ,おれだって.彼処で河童は無理があると思うって.だけどよ,見ちまったおれはどうすりゃ佳い」.単なる単細胞ではなかった.「おれら,何かのはずみでそういうもん見ちまったのかもな」.
- 鏑木拓馬:田菜地区は大昔谷間の森林が水没した地域.その時代でも頭屋の森は水没を免れ,地上に出ていた.つまりは,頭屋の森は「星の家」を擁する聖なる場所.現在は廃屋になっている屋敷の主は守谷家が護っていた=「星の家」の守護代.もう一つ,歩に宣戦布告.「逢沢くんの居場所は此処じゃないだろ」.
- 深山美紀:頭屋の森的日本昔話.「猫おどり」祭りは昭和の終わりが起源だが,猫踊り自体は天保年間の伝承が残っている.天保の頃は「守谷の森」と呼称されていた.「どっか壊れてる」風な物語は,さほど手垢が付いていないということを意味する.いわば「ウル」.また,古い地層が露出している場所でもある.
- 須河原晶:「だって,世界は開いていると思いたいから」.妖精の輪が発生する理由が科学的に説明できたとしても,それが妖精そのものの存在を否定することにはならない (眼に見えるものだけが世界のすべてじゃない=世界は閉じていない),という口上よりも重要なのは,「世界には果てがない」と思いたい彼女自身の意識のありよう.
- 海野潮音:彼女に対して「だけ」は歩の立ち位置が異なる.同じ「よそもの」として認識してはいるが安易に共闘することなく,あくまで拒絶 (笑).
- 深山美玖:潮音と別れたあとに歩が頭屋の森に侵入したのを知って「ありゃ〜」.
わっくん=歩というのは間違いかも知れん.頭屋の森にはウルわっくんとでもいうべき存在が在る.啼沢川上流で歩を待っている「わっくん」がウルわっくんなのか,ウルわっくんのサブクラス=別のわっくんなのかは,いまいちよう判らん.
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