ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2005年7月9日土曜日

2005 年 7 月 6 日の収穫:去年出たナクソスのディーリアス二枚

湯島ミーティングの帰り.今んとこ勝ったことがない (手ぶらで帰ったことがない).必ず CD かなんか買ってるな〜 orz.まぁ, 6 日のミーティングは開始が早かったからな〜.というわけで,ついふらふらと石丸へ.

2005 年 7 月 6 日の収穫;聴物篇

  • Delius "On Hearing the First Cuckoo in Spring", etc., Lloyd-Jones / Royal Scotish National Orch, Naxos 8.557143, 2004
  • Delius "Tintner Memorial Edition vol. 10: Delius Violin Concerto", etc., Djokic, Tintner / Symphony Nova Scotia, Naxos 8.557242, 2004

同じナクソスから出てる 8.553535, 1996 でフロリダ時代の秘曲三曲を初録音して度肝を抜いた Lloyd-Jones のディーリアス,今回も,初録音はないけど『アパラチア』の原曲である『アメリカン・ラプソディ』や『三つの小音詩』,『ファンタスティック・ダンス』などの比較的珍しい曲が入っている.『ラプソディ』は確かマルコ・ポーロ盤しか出てなかった.『ダンス』はフェンビーの指揮したのが録音されてたと思う.

驚いたのがティントナーが指揮するディーリアス!  1991 年の録音.ティントナーといえばブルックナーのオーソリティの一人.感覚的にマーラーを振る人がディーリアスってのは判る気がするんだが,ブルックナーってのは意外.朝比奈隆が『楽園への道』を振るようなもんか.シューリヒトも意外な感じがするけど,書簡集とか読むとシューリヒトの若い頃の現代音楽の作曲家の一人がディーリアスだったということで,それはそれで納得できるんだけど.で,ティントナーのディーリアスだが,これがエエ! 『楽園への道』の崩れ落ちそうなテンポが最高に感動的.シェルヘンの『ワルシャワの生き残り』ぐらい心を撃つ.そうなんだよ,このあとサーリとヴレンチェンは最後の宴をともに過ごして入水するんだよ,というのがはっきり判る.これが税込み \819,有難や有難や.

どちらも 2004 年 6 月のリリースなんでほぼ一年前.

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