- アニメロがなる頃に (お持ち帰り編 + 嘘言だ編)
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「だいたいまともに正面から行くなんて,わたくしの正攻法じゃありませんのよ」 © 神無月めぐみ 「鬼丸飯店の正常進化と言えるわね」 © 茅原智香.
ムテカン的「正常と異常について」.この「相互分身状態」は,細部をみればダイナミックだが全体的にスタティック.まぁ酔歩のシミュレイションみたいなもんで,このプロセスを動かしといて十二回スナップショットを撮ったようなもん.んで,その十二個の順番にたいして意味がないというのがキモ.もちろん n 回めで紹介されているキャラクタが n -1 回めで登場してたらマズいが,基本的に Bag と看做せる.タイプとしては USY とか話の集合としてみた GA シリーズとか.これに対し入れ替え不能な OrderedCollection 的なのが,いわゆるストーリーもの.もちろん,すっぱりと二分されるわけではないが.とすれば,ここで言われている「正常じゃないもの」もけっきょくは正常の範囲内.全部正常.んじゃ,そこに投入される異常とは,むりやりストーリーを持ち込むという形で現れる「方向性」である.ランダム・ウォークに方向があってはいけない (笑).具体的には,画面のそこかしこに現れる会議的蟲的兆候的「矢印」とか,空に浮かぶ巻き紙とかである.というのは大嘘言だが,よくあるパターンが最終回へ向けて終わらせようとする意志として現れる.単一の話にオチをつけたがるのと同様に,一本のシリーズにもオチを付けようとする欲動が働く.その誘惑に抗うと「投げっぱなし」として誉められる.あるいは,貶される.
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