麹町ブック・ガーデン.
本日の収穫:讀物篇
- 南條竹則 "恐怖の黄金時代", - 英国怪奇小説の巨匠たち 集英社新書, 2000, ISBN4-08-720044-2
著者の名前は,一般的には 1993 年の第五回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞作『酒仙』 (新潮社, ISBN4-10-395301-2) で有名になったんだろうが,われわれディーリアス・ファンにとっては「何を今更」である (笑).ディーリアスのオペラ初の国内盤『村のロミオとジュリエット』 (東芝 EMI, ECA77259/60) がリリースされたのが 1978 年 9 月 20 日,買ったのが 1980 年 5 月 10 日だが,この対訳が南條さんの手によるもの.故三浦淳史さんの『レコードを聴くひととき ばあと 2』 (東京創元社, 1983, ISBN4-488-00217-X) では,こつこつと訳しためた私家版『ダウスン詩集』を三浦さんに献呈した話が出てくる.これに含まれた『シナラ』は当然国内盤の対訳となって発売され,われわれも読むことができるようになった.というわけで,名前を知ってからすでに二十五年以上経っているのである.だから? いや,そんだけ (笑).っつ〜か,この人の小説もめちゃ面白いけど,おれらにとっては,まずもって類い稀なる翻訳者なわけですよ.
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