- シーモア・パパート "マインドストーム", 子供、コンピューター、そして強力なアイデア 新装版 奥村貴世子 訳, 未來社, 1982, 1995, ISBN4-624-40043-7, (Seymour Papert "Mindstorms", Children, Computers, and Powerful Ideas 1980)
なんか「コンピューター」という表記を見るのも久し振りのような気がする (笑).などという些細なツッコミはどうでもエエが,一体化することこそ醍醐味にして理解と行解が出会うところ. 1970 年代にこういうことを考えて実行に移していた人がいるというのは凄いことですよ,やっぱ.アランたんとダブって見えるのもしょうがないっすね.まぁ必読書の一冊でしょうな.
映画が新しい芸術の形として現れたのは,新しいサブカルチュア,新しい職業人,その技術や感覚,人生観がそれまで存在したどんなものとも違った人々からなる文化の出現を伴っていた.映画の世界の発展に関する話は,それに携わる人々の形成する社会の発展と切り離すことはできないものである.同様,パーソナル・コンピューティングの新しい世界が生まれようとしている.そしてその歴史は,それを作る人々の話と切り離すことはできないものなのである.
でも「The computer revolution hasn't started yet.」なんですけどね.扉絵で見ることができるお絵描きロゴ・タートルは Squeak から Cロボ を動かしゃできるんかと思ってたけど,これはもしかして絵は描けない?
訳は,「喜こび」や「カライドスコープ」,てにをはが不明などときたま引っ掛かるも,まぁ読みやすい方なのかも.と好意的に読んで来たんだが, p.244 で「テリー・ウィノクラド」という人名が出て来てコケる.次のページでは「テリー・ウィノグラッド」.これって「Terry Winograd」のことだろと思ったら,一気に信憑性下落.いや,ウィノクラドとウィノグラッドと Winograd は全然別人かも知れんけど (笑).訳者はパパートの教え子だそうだが,なんで 13 年後に新装版出したときに手を入れなかったの? 次に出すときは訳者替えて新訳版にした方がエエんではないかとは大きなお世話.
コレ と関係があるんかどうかは知らんが,「A collaborator with LEGO on their Logo-programmable Lego Mindstorms robotics kits.」とあるので根っこは同じらしい.
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