「燃えるような眼差しでアメリカを見詰め,身じろぎもせず決然と別離の言葉を投げつける.ハードボイルドだな〜,ぶるるるる,いや,もとい,日本男児だな〜」 © 船長.おや,こんな聞き覚えのある台詞が (笑).
YBO2 でも S&G でもなく K&S か (笑).いろいろカットがあるようなんで,ほんまはもっと長時間だったんだろ.テントは支柱で支えるタイプではなく,二台のトラックで引っ張って建てるタイプ.小さめの椅子もある.へぇ〜.容積はあまりなさそうなんだが,中で組み立てられる舞台はけっこう複雑.黒子もいるのか〜.設営には 22-5 人が必要なんだそうである.「すいません,このカットもう一度いきま〜す」.意外にも,いかにもアングラな感じはしない.訳判んないけどスピーディーな展開は,何となく遊眠社っぽいのかも.音楽の使い方は佳く似ている (ような気がする).ラスト,フリーキーなジミ・ヘンの『星条旗』が流れる中,舞台はテントから飛び出して野外へ.壁に相当する幕の部分を上げたら外だもんな.
- ジョオジ:吉田重幸 (今日お祖父さんが死んだ日系三世.来日する)
 - ハロルド:高松正行
 - グレード:宗重博之
 - チャーリー:服部良次
 - 中国女:金久美子 (紅服のインテリ・カンフー女)
 - 花子:岩井ひとみ (GI の格好)
 - 鳥郎:長谷透
 - 風太:鈴木恵
 - 月作:小篠一成
 - 写真花嫁一:藤井智子 (三つ編み)
 - 写真花嫁二:吉村文香 (OL 風)
 - 写真花嫁三:北川真理 (おかっぱ)
 - 写真花嫁四:芳村泰資 (なんで一人だけ女装?)
 - ピンちゃん:福地一義 (写真屋.暗いっでっしゃろ,文学でっしゃろ,社会派でっせ,けつねうどんの味でんな〜)
 - 船長:福原一臣
 - 作:加藤直
 - 演出:佐藤信
 - 音楽:林光
 - 美術:平野甲賀
 - 照明:松本直み
 - 1983 年,東京・東映大泉撮影所内特設テント
 
劇中歌
- 『イカリを上げて振り返れ』,オズボーンかよ (笑).
 - 「写真花嫁のひらひらの唄」
 - 「ぱいのぱいのぱい」
 - 「あたしの身体は」
 - 「雲」
 - 「踊る水平線」
 - 「ほてからにアメリカ」
 
中央階段に向かって右奥客席側に近いとこにドラムスのセットが見える.その奥にはグランド・ピアノが置いてある! あ,ベースは生か.が,劇伴は全部生というわけではなく,録音の方が多い.ちなみにプレイヤーは劇団員.ピアノ:服部良次,ドラムス:長谷透 / 小篠一成 (髭面の方)違ってた orz 不明,ベース:判りません orz.
『翼を燃やす天使たちの舞踏』の旅の冬 1971
「あ〜さ〜っ!」 © 鳥王.谷岡ヤスジかよ (笑).
こちらはモノクロ.元ネタはペーター・ヴァイスの『マラー/サド』.いきなり岡林信康の『堕ちた鳥のバラード』.これのバック・バンドって はっぴいえんど だったっけ.こちらのツアー人数は 40 人.トラック三台にバス一台.この時代のエネルギーは凄ぇな.やっぱトラック間に張り渡すタイプ.劇は革命劇,これぞアングラ (笑).白塗りの鳥王が延々と呻き,果てしないアジテーションとアレ気な歌.
鳥王:金子研三,村松克己,清水紘治,新井純,加藤直,服部良次,串田和美,伊川東吾,安田南,草野大悟,吉田日出子,根本和史,山口美也子,中村方隆,広瀬昌助,斎藤晴彦,佐藤信.
♪やけくそロンリー,♪ギロチンエクスプレス,♪スウィートマシーン,♪さよならの歌 (作曲:佐藤允彦).やっぱ舞台奥にドラムスとオルガン.
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