第一短編集.最近第二短編集が出てたと記憶してるが未購入 (『フォア・フォーズの素数』). plateau さん のお好みは最後の『仮面たち、踊れ』だそうだが,ワタシの場合は千尋シリーズの『実験』.主人公が千尋を追って行って地下鉄乗り換えで乗車した線,ふと気付くと駅名は全く見覚えのない矢沼見附.その後,囲来門前〜矮坂〜田黙〜営団布椎堂〜ユウレカ園前〜戸返谷と続く辺りがもっとも強烈.もちろん駅名は違うが,これと同じように乗っている電車が次々と停まる駅名に全く見覚えがないという夢を見たことがあって,未だに覚えている.ただ,こちらの夢の場合,本編のような禍々しい感じは少しもなくて,徐々に安堵感というか帰郷感というか,そ〜ゆ〜感じが広がる.なんとなく,たがみよしひさの短編にでもありそうな感じ.これがワタシの「石炭袋」なんだろうか (笑).
- 竹本健治 "閉じ箱", 角川書店, 1993, ISBN4-04-872775-3
1996 年にノベルズ落ち.
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