帯には「究極のヒーリング系ポップス」云々とあるけど大嘘言. GPH で鳴らしてみぃ,凄ぇアグレッシヴだよ (笑).確かに一本気で上品なヴォーカルはヒーリングっぽいねと言われればそうかもねってな感じだが,「ヒーリング」という言葉はジャンル用語ではなくて蔑称だと思っているのでここでそれを言うのはミュージシャンに対して失礼.実際,ここでのヴォーカルは,ぐわらんがろろんと蠢くバックからすきっと立ち上がってるしね.端的に言うなら, Kotoko さんが Lucia Popp,島みや (宮) えい子さんは Barbara Bonney 的ポジション.ならばこの四人を聴いたことがあるのが前提となるが,当然でしょ (笑).
- 島みやえい子 "Ulysses", スリーナインエンタテインメント, GNCA-7023, 2005
I've サウンドに特徴的な傾向なのかも知れんけど,妙に密閉感がありますな.空気感と言うよりも触れそうな手応えというか妙に充填された感覚ってぇのかな.隙間が詰まっている感じ.点とか線で刺してくるんじゃなくて,壁が押してくるような感じ.ある意味では梶浦由記サウンドの対極にあるのか知れん.
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