ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2005年11月20日日曜日

絶対少年 #26 頼りなく豊かな冬の終わり

「今日はどの本読もっか」 © タイトル前の無名母親.

最終回. 3 対 3 に分裂していた集団はけっきょく 2 (歩と須河原) 対 2 (希紗と成基) 対 2 (りえぞ〜 と まっきー) のサブ集団に分解.それぞれの集団内で 1 対 1 で向かい合うことになる.つまり答えを分散させる,と,

歩と須河原
「光と影は対立しない.両方でワン・セットだから」.「対消滅」なんて単語も出て来たが,あんま突拍子もない連想ではなかったようだ (笑).
希紗と成基
「そっか.あたしが望んだからブンちゃんもポウちゃんもこっち側に,あたしんとこに来てくれたんだ.全部あたしなんだ」.
りえぞ〜 と まっきー
「たぶん,想いは形になるんだよ」.
おまけで羽鳥次郎と はなさん
「世界はわたしたちが思っているよりもはるかに複雑で豊かで不思議に満ちている」. 「変わる変わる言ってるうちはダメだね」.

なんだか佳く判らんうちに寒色系が駆逐され暖色系のみとなり,巨大マザーに集められ吸い込まれ,あるいはマザーを喰い尽くして,被膜が修復された.ありゃりゃ.

もしかして,『ふたつのスピカ』に続き,またもや尻切れとんぼか.来年頭開始予定の同じ望月智充監督の『しにがみのバラッド。』もか〜.

希紗も小さい頃に青森で わっくん と遊んでいたらしい.座敷童だから「わっくん」.だから,歩も わっくん.たぶん,どのページを開いても,そのページにそれぞれの わっくん がいるんだよ.そして, わっくん に気付いてそちらに歩んで行く労を惜しまないものには開示してくれるはず.

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