ぐる式 (貳) より引っ越し作業中.未完.

2007年9月30日日曜日

電脳コイル #18 異界への扉

「ネットの噂によると,メガネの設計や開発の過程は複雑な利権と歴史に彩られているそうです」 © 小此木優子 as ヤサコ.英利政美あるいは帆場英一が暗躍しましたか.カンナとイサコ兄は岩倉美香.

玉子オバちゃんの上司として姿を現した猫目の下の名前がようやく知れる.猫目宗助.玉子オバちゃんだけでなく,イサコとも通じている.イサコが連絡していた相手は猫目.玉子オバちゃん,猫目の指示を無視して通路を開こうとするイサコを必死で妨害.繰り出したサッチー五体は全損三体半損一体,「始末書じゃ済まんな〜」.ハラケンのイサコへの介入あるいは便乗は,対玉子オバちゃん目眩ましという形で結果的に猫目=イサコ側の利益になったな.少なくとも現段階ではオバちゃんは猫目を疑っていない.亜空間通信回路である通路は開いたが,イサコが期待していたような場所を制御できるようなものではない.鍵孔型通路はリンクが確立しないままハラケンの眼前で現前する.その中でハラケンが見たものはやけに幅の広い道路[広島市内の 100m 道路ぐらいありそうな.]に掛かっている横断歩道.その端っこに立っている黒い人影はカンナ (とハラケンは思っている).ハラケンがぐずぐずしている間に鍵孔型通路は崩壊して閉じる.崩壊する通路に巻き込まれなかったハラケンは「電脳の身体がズレてる……」.それを見ていたのはヤサコとイサコ.

カンナの死亡事故は,今回と同じように顕在化する場所を制御できない形で現前した鍵孔型通路によるもの.イサコも猫目もそれに関係があるというか,開いたのは彼ら.「まだ空間が不安定で予想外の事態が起こりかねない.空間が安定するまでの間,おそらく今夜中にコントロールできない通路が再び開く危険性がある」.一年間にもソレが起こったんだろう.猫目「通路はキラバグの持つ特殊なリンクが切っ掛けで古い空間に変質が起こって開く.だが今日のデータでは,切っ掛けはキラバグだけではない.何かもう一つ未知の要因,それに誘発されて通路は開くんだ.制御暗号がない今,どこに開くか判らない」,イサコ「それじゃまた一年前のようなことに」,猫目「そうはならない.この要因自体めったに発生しない.でなければ以前ももっと発生していたはずだ」.ところがどっこいである↓.この発言は猫目の見積もりが甘かった証左なのか,イサコを落ち着かせるためのものか知らん.イサコの自白証言「もうわたしのためにあんなことが起こるのはイヤ」.

猫目「通路のことはぼくらも全てを知らない.基本的には先生のやり方を再現してるだけなんだ」.この先生ってのはメガばあの父ちゃん? フミエが証人=視聴者の代役として介入.両親が不在時の小此木家に泊まりに来る.ヤサコ,今日見た鍵孔型通路が 4423 事件のとき見たものと同じ (ような) ものであることを確認.上手い具合に「コントロールできない通路が再び開」いた場所は小此木家はヤサコの部屋.異変に真っ先に気付くのは京子,「声がしたよ?」.寝ていた京子が連れて行かれる.具体的には,寝ていた京子の物理的身体から電脳の身体が分離する.え〜と,連れて行かれるのは電脳の身体ではなくて物理的な身体の方らしい.

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